マランツは5月16日、USB-DAC機能搭載のネットワークオーディオプレーヤー「NA8005」を発表した。上位機「NA-11S1」の技術を継承したモデルだ。価格は12万9500円で、6月中旬に発売する。
ネットワークオーディオ再生では、DSDの2.8M/5.6MHzと最大192kHz/24bitのPCM音源(WAV、FLAC、AIFF)、そして96kHz/24bitまでのApple Losslessをサポート。AirPlayにも対応している。
一方のUSB-DAC機能では、最大192kHz/24bitのPCM音源とDSD 5.6MHzまでのネイティブ再生が可能だ。DSDは、ASIOドライバーによるネイティブ再生およびDoP(DSD over PCM Frames)の両方に対応した。
またフロントパネルにもUSB-A端子を設け、USBメモリーからの音楽ファイル再生とiPod/iPhoneとのデジタル接続に対応した。対応ファイル形式は、ALAC、FLAC、WAV、DSD(2.8M/5.6MHz)、AIFFなど。
DACチップはシーラスロジックの「CS4398」。またD/A変換を高精度に行うため、クロック回路にはNA-11S1と同等の超低位相雑音クリスタルを搭載。44.1kHz系と48kHz系それぞれに専用のクリスタルを設け、入力信号に応じて最適なクロックを供給するという。
また上機器譲りの「デジタル・アイソレーションシステム」をDACの前段に設け、ネットワークやUSB-B入力といったデジタル入力に由来する高周波ノイズの影響を排除。アナログ出力にはHDAM搭載のフルディスクリート回路を採用している。
もちろんiOS/Android向けの「Marantz Remote App」をサポート。電源のオン/オフから入力切り替え、PC/NAS内の音楽ファイル再生、ネットラジオ局の閲覧といった操作が行える。
出力端子は、同軸デジタルと光デジタル、アナログ。本体サイズは440(幅)×105(高さ)×336(奥行き)ミリ。重量は7.2キログラム。
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