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音場エフェクトとライブ情報の合わせ技、ライブ好きに「Live Fans」片岡義明の「こんなアプリと暮らしたい」

» 2014年06月20日 18時29分 公開
[片岡義明,ITmedia]

 音楽好きの人にとって、ライブで好きなアーティストの演奏や声を間近で聴くのはこの上ない喜びだと思うが、忙しい毎日の中、なかなかライブ会場に足を運ぶのも難しいという人も少なくないはず。そんな人におすすめなのが、ライブハウスやコンサートホールの音を再現できるプレイヤーアプリだ。

「Live Fans」のメインメニュー(左)。検索画面(中)と結果(右)

 今回紹介するアプリ「Live Fans」も、そのようなライブ再現プレイヤーの1つ。収録している音場設定は「ドーム/アリーナ」「スタジアム」「ライブハウス(A)」「ライブハウス(B)」「コンサートホール」「スタジオ」の6種類(「ライブハウス」のAとBは施設の大小の違い)で、これにはパイオニアの音場コントロール技術を使っている。音場効果をオンにすると音がワイドに広がって反響音が加わり、まるで大きなホールにいるかのような音を味わえる。また、シャッフルやリピート再生機能も搭載している。

 さらに、このアプリならではの機能として、「Live Fans」のWeb版に登録されている「セットリスト」(ライブでの演奏曲順)情報を利用して、端末内の楽曲を自動的に紐付け・再生できる機能を搭載している。自動的に紐付けることができなかった楽曲は手動設定も可能。ライブで演奏される曲目には、そのアーティストのエッセンスが凝縮されており、セットリストの順番で端末内に保存された曲を音場効果を加えて聴けば、手軽にライブ気分を味わえる。

ライブ詳細画面(左)。セットリスト一覧(中)。セットリストの中身(右)

 Web版の「Live Fans」では、ライブスケジュールやライブに関するニュース、ライブレポートなどを閲覧可能だが、アプリ版でもこれらの情報を見ることが可能だ。もちろん自ら公演情報やセットリスト情報、ライブ属性などを投稿することもできる。ただし、投稿したデータは運営側による確認後に反映される仕組みになっている。

端末内に保存されている曲がセットリストに紐付けられる(左)。ライブスケジュールや関連ニュースも参照できる(中、右)

 また、ライブ情報の画面やアーティスト情報画面に掲載されているクリップマークをタップすると情報をクリップすることが可能で、クリップ情報はあとでマイページからアクセスできる。こうしてクリップしておけば、そのアーティストやライブのチケット、セットリストなどが更新された場合にタイムラインで知らせてくれる。タイムラインの更新情報はプッシュ通知で受け取れる。

 さらに、登録したアーティストがライブでよく演奏する定番曲のリストを見ることもできる。この定番曲は、Live Fansに登録されているセットリストを独自に集計して作成されたもの。ライブに行く前にアーティストの定番をあらかじめ調べるのに便利だ。

 「Live Fans」のWebサイトを見ると、投稿セットリスト数は6月20日現在で8万9000件と、かなり多くの数を収録している。豊富なセットリスト情報に加えて、さまざまな音場効果を味わえるこのアプリを使えば、より一層ライブを楽しめるだろう。

  • Live Fans(App Store)

  • Live Fans(Google Play)

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