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手軽にフローズンデザートを作れる「ツメタオイチーノ」橘十徳の「自腹ですが何か?」(2/2 ページ)

» 2014年06月24日 18時27分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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フワッとした食感で美味なデザート

 実際に作ってみたが、最初は材料がシャーベット状になり、ところどころ団子状に凍ってしまった。これではサンプル写真に載っている生クリームのような状態とはほど遠い。

注ぎ口を引き出して材料を入れる(左)。1回目は低脂肪乳を使ったためか失敗(右)

 実はこのとき、保冷容器を長い時間かけてキンキンに冷やしていた。また、説明書に「より冷たい触感を楽しみたい方は、電源スイッチをオフにしてから待ち時間をさらに1分延ばしてください」と書かれていたので、その通りにしてしまった。これが良くなかったのかもしれない。次に作ったときは保冷容器を説明書に書いてある通り24時間で、電源オフにしてから冷やす時間も1分間にしたところ、写真の通りのクリーミーな泡となった。

2回目は成功! クリーミーな泡になった

 できあがった泡状のフローズンデザートは、そのまま口に入れるとフワッと軽い食感で、ヒンヤリとして美味しい。シェイクアイスのような食べ応えはなく、綿飴のように口の中で溶ける感じだ。アイスコーヒーに浮かべてみたところ、キレイに上に浮かんで涼しげに見える。

 なお、フローズンデザートをすくう場合は、保冷容器の中に入っている食塩水が溶けてこぼれないように、傾けないで取り出す必要がある。また、保冷容器に使った食塩水は再利用せず、1回ごとに捨てるように説明書には記載してある。アルミ容器は食塩水に長く触れていると腐食する場合があるとのことなので、要注意だ。

メンテナンスや組み立ては少々面倒

 保冷容器の食塩水だけでなく、泡立て羽根や透明カバーは1回ごとによく洗う必要がある。パーツの分解はそれほど面倒ではないが、点数が多いためメンテナンスは意外と面倒だ。あと、パーツを組み立てるときにうまくハマらないことがよくありイライラする。また、スイッチがオンになっているときはモーター音がけっこううるさい。あと、1度に作れるフローズンデザートの容量がそれほど多くないのも残念だ。家族が多い場合などは1回では終わらないので、いちいち作るのが面倒くさい。

アイスコーヒーの上に浮かべてみた

 と、色々と気になった部分はあるのだが、できあがったフローズンデザートそのものはかなり美味しいので、実はけっこう気に入っている。この手のデザートは甘すぎてくどいことが多いのだが、自分で作るのなら砂糖の量を調節できるし、ダイエット甘味料などを使えばカロリー制限も行える。自分好みの味を作れるのがもっとも大きいメリットといえるだろう。

 夏はアイスコーヒーやジュースなどのドリンクを飲む機会が増えると思うが、そのようなドリンクにこのフローズンデザートを足せば、ちょっとぜいたくな気分に浸れること間違いなし。価格が少し高めではあるが、その点に納得できるのであればオススメのアイテムである。

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