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4K動画を保存・再生できる“ディーガ”――PCとのファイル共有にも対応

» 2014年09月22日 17時14分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは9月22日、Blu-ray Discレコーダー“DIGA”(ディーガ)の新製品4機種を発表した。4K対応をさらに強化したほか、PCとのファイル共有や制約の少ないリモートアクセスなど、豊富な新機能を盛り込んだ。すべてオープンプライスで、10月下旬に発売する。

「DMR-BRZ2000」

型番 DMR-BRZ2000 DMR-BRZ1000 DMR-BRW1000 DMR-BRW500
チューナー トリプル ダブル
HDD容量 2Tバイト 1Tバイト 500Gバイト
Wi-Fi 内蔵 オプション対応
実売想定価格 9万円前後 8万円前後 7万円前後 6万円前後
今回はトリプルチューナー以下のモデルチェンジで、プレミアムモデルの「DMR-BZT9600」などは継続販売となる

 4K/30pアップコンバートや「リアルクロマプロセッサ」に対応したほか、色と輝度それぞれの輪郭とテクスチャを補正するという超解像技術「W超解像」をサポート。さらに業界で初めて4K対応カメラなどで撮影した4K動画/静止画を内蔵HDDに保存を可能にするなど、4K対応を強化した。保存できるファイルフォーマットはMP4とMOV。もちろん4Kテレビとの組み合わせなら、4K画質のまま再生することができる。

 PCとのファイル共有も新しい。PCとディーガを同じネットワーク内に接続すると、ディーガの内蔵HDDをネットワークドライブのフォルダとして認識し、保存している動画や写真をPCの画面で確認できる。またディーガ内のファイルをPCにコピーしたり、PC内のファイルをディーガにコピーすることも可能。手軽に大画面テレビで再生できるようになった。

制約の少ないリモートアクセス、外付けHDDはSeeQVault対応

 リモートアクセス機能の「外からどこでもスマホで視聴」は、iOS/Androidのスマートフォンやタブレットに専用アプリ「メディアアクセス」(無料)を導入すると、ディーガで録画した番組や放送中の番組を外出先からでも視聴できるというもの。これまでの技術を活かし、少ないパケット量でも高画質の映像が楽しめるという。またリモートアクセス時の制約が少ない点も特徴で、例えば3チューナーモデルでは、3番組同時録画を実行している時間帯でも録画番組を視聴できる。


 リモコンやユーザーインタフェースもリニューアル。リモコン上部の「テレビ操作」ボタンを押すと他社製テレビの操作が行える。また「セレクトバー」ボタンを押せば画面の上下左右にメニューを表示。再生中の番組を中央に表示したまま、録画番組やネット動画などさまざまなコンテンツをザッピングすることができる。

 外付けHDDは、新たにSeeQVault規格に対応した。今後発売される対応HDDを使えば、ダビングしたHDDをほかの対応機器に接続して利用できる。対応ディーガ同士なら上記の4K撮影動画を含む動画や写真も保存できる。なお、SeeQVault対応HDDとしては、アイ・オー・データ機器の「AVHD-AUSQシリーズ」(詳細は近日発表予定)が挙げられている。

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