電源周りの強化も図られた。電気二重層キャパシターやOS-CONのコンデンサー、大容量のバッテリーパックを搭載。厚膜の銅箔を施したプリント基板にOFCケーブル、部品の接合に鉛フリーはんだを使うなどのこだわりで高音質化を徹底したことにより、高解像でパワフルなサウンドを実現している。なおバッテリーライフは192kHz/24bitのFLACファイル再生時で33時間としている。
会場に展示されていた「NW-ZX2」とヘッドフォン「MDR-1A」の組み合わせでハイレゾ音源を試聴した。ZX1で推奨されていたソニー独自のイコライザープリセット「ClearAudio+」は引き続き搭載する。最初はこれをオンにした状態でマイケル・ジャクソンのアルバム「XSCAPE」から「Love Never Felt So Good」聴いてみたが、低域が強く中低域とのバランスが良くないように感じられたため、これをオフにしてみたところ、中高域の繊細さと透明感が引き立ってきた。低音も解像感が豊かでキレ味が鋭い。
「MW-ZX2」と「MDR-1A」をベースにしたBluetoothヘッドフォン「MDR-1ABT」の組み合わせによる、LDACをオン/オフで切り替えた際の効果が比較できる試聴展示も体験した。LDACをオンにした状態で聴くと確かに高域の情報量が一段と増して、音楽の表情が豊かさを増してくるようだ。
プレスカンファレンスでは日本国内の発売時期に関するアナウンスはなかったが、順当にいけばZX1の兄弟機、あるいは後継機としてウォークマンの上級ラインアップに加わるはず。今後の発表を心待ちにしたい。
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