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» 2015年04月15日 22時25分 公開

スマホ連動にNFC搭載、“現代風”になった「ベイブレード」はどこが進化した?世界中にライバルが(2/2 ページ)

[村上万純,ITmedia]
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スマホ連携、NFC搭載、世界とつながるクラウドシステム

 2つ目は、スマートフォンと連携して自分のシュート回数や速度などを記録できる専用端末「ベイロガー」と、データを保存・共有できるクラウドシステムだ。ベイロガーをシュート用の専用機器に装着してコマを回すと、シュート回数とシュートの速度(シュート時に専用機器の背面部分が白と黒に回転するので、その速さを測定する)を記録できる。そのほか、大会の参加や入賞記録、所有パーツの確認、ほかのプレイヤーを含むランキングの表示などが可能。スマホには本体搭載の3.5ミリの4極プラグで接続し、専用アプリ(iOS/Android)を使ってデータを閲覧できる。有線接続を採用した理由は「コストの問題と、より幅広い機種に対応させるため」(担当者)。

photo 記録用端末ベイロガー
photo 背面に光センサーを備える
photo 側面に3.5ミリの4極プラグを収納
photo ベイロガーを装着して発射装置にコマを装着する
photo 地域別にランキングを表示

 ベイロガーは記録用に光センサーを搭載しており、端末同士をかざすとプレイヤー同士でIDを交換してフレンド登録でき、データのシェアが可能となる。これらの行動をすると、アプリ上に随時ポイントがたまっていく。担当者によると、「一定のポイントを消費すると抽選でレアなベイブレードが当たるような仕組みを考えています」ということだ。ベイロガーは単4乾電池2本で駆動する。

photo 端末同士をかざすとプレイヤー同士でIDを交換できる
photo スマホアプリのデモ画面

 また、ベイブレードバーストのすべてのコマに村田製作所の極小NFCチップを搭載する。ベイロガー単体ではコマ別の戦績などが記録できないため、今後NFCを活用してコマごとのより細かいデータを記録したり、大会参加時のエントリーをタッチ操作で済ませたりといったことができるようになりそうだ。担当者は「具体的な活用方法についてはこれから検討していきます」と語った。

photo 極小のNFCチップを搭載する

全国で年間6000以上の大会を開催

 リアルイベントの展開としては、玩具屋や家電量販店など全国に1000店弱ある公式イベントストアで、ベイブレードの大会を毎月500以上開催することを発表。そのほか、従来通りに「コロコロコミック」(小学館)でのマンガや、地上波でのアニメなどのメディアミックス展開をしていく。

 コマ、発射装置、ベイロガーをセットにした「B-01 DX スターター ヴァルキリー・ウイング・アクセル」「B-02 DX スターター スプリガン・スプレッド・フュージョン」の価格は各2200円(税別、以下同)、コマと発射装置をセットにした「B-03 スターター ラグナルク・ヘビー・サバイブ」「B-04 スターター ケルベウス・セントラル・ディフェンス」の価格は各1200円。ヴァルキリーの特別カラー、ベイロガー、ベイランチャー、ベイスタジアムをセットにした「ベイブレード スタートダッシュセット」の価格は4000円。いずれも7月下旬の発売で、スマホ用アプリも製品投入のタイミングでリリースされる。

玩具を通じて世界とつながる

 メイ氏が「アナログとデジタルの融合」をうたうように、ベイブレードバーストは、手に取ったときのモノとしての感覚を大事にしつつ、スマホ連携やクラウドシステムの導入などによる“今風”な遊び方ができるようになっている。かつては学校や近所などの狭い世界で遊ぶのみだったが、いまや世界中のプレイヤーとつながることができる。これまでなら出会うことのできなかった多くのプレイヤーを知る機会が増える一方で、自分より強いプレイヤーが数多くいることに気付かされることになるだろう。

 遊びは子供にとって真剣勝負。これからは玩具を通じて幼いときから世界の壁にぶち当たることがあるかもしれない。

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