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投手の球が空を切る!! 臨場感たっぷりな「野球盤 3Dエース」が4月25日に発売消える魔球は2種

» 2015年04月16日 20時40分 公開
[村上万純ITmedia]
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 1958年から世代を超えて多くの人に親しまれてきた野球盤がさらに進化した。エポックが4月25日に発売する「野球盤 3Dエース」は、投手の球が空中を飛び、打者までノーバウンドで届くのが特徴だ。

 これまでの野球盤は、ボウリングのように球を転がして投球していたが、今回採用された「3Dピッチングシステム」により、リアルな野球を盤上で再現した。本体サイズは430(幅)×430(奥行き)×75(高さ)ミリ。価格は6980円(税別)で、対象年齢は5歳以上。

photo 東尾修さん、エポック 代表取締役社長の前田道裕氏、石田純一さん
photo 「野球盤 3Dエース」
球が空中を飛ぶ

 エポックゲーム事業部 事業部長の遠藤義行氏によると、2年かけて新しい投球装置を開発し、「空中に飛んでいる球を直接打ち返す」ということを目標にしてバネやプラスチック寸法などを細かく調整してきたという。

photo 投げた球が空中で弧を描く

 そのほか、3D投球を打者目線で体感できる「バッターウィンドウ」、あいまいな場所にボールが落ちたときにヒット/アウト/ダブルプレイなどを判定する「野球盤ルーレット」、フライやライナー性の球に対応できる内野守備用ポケットの「グローブポケット」など、新機能を追加した。

photo 打者目線で楽しめる窓を設置
photo 内野はグローブポケットを採用。あいまいな打球の判定をするルーレットも設置した

 投手の球種は9種類に増え、打者との駆け引きもより奥深くなった。空中を飛ぶのは「ストレート」と「消える魔球ジャイロ」の2種で、ストレートは投球レバーをスライドさせて内角/外角高めを選べる。マウントは前後にスライドでき、前にスライドさせると従来通り地上を球が転がっていく。対応する変化球は「スライダー」「シュート」「カーブ」「シンカー」で、内蔵された磁石を動かすことで軌道が変わる。地面が開くタイプの消える魔球も健在だ。

photo 球種は全9種類
photo マウント部分が盛り上がっており、下から球が飛んでくる
photo 左がマウンドの位置や消える魔球を操作するレバー、右が投球用レバー

 今回の野球盤では「投手が投げた球をそのまま打ち返してホームラン」という遊び方ができる。バットは2010年にラバー素材を採用したことで反発力が増し、実際にフェンスを越えるホームランが打てるようになっている。スタッフにホームランのコツを聞いてみたところ、「必ずしもレバーをめいっぱい引く必要はなく、半分だけレバーを引いた状態でも、真で球を捉えれば飛距離は出る」とのことだ。

 実況機能やイニング表示が可能な「LCD 電光掲示板」も搭載しており、臨場感を演出する。単3乾電池2本で駆動し、スタッフによると連続で20時間利用できるという。

photo 電光掲示板
photo 1958年の初代野球盤
photo 1969年の巨人の星野球盤C型
photo 1972年のオールスター野球盤BM型
photo 1974年の野球盤AM型
photo 1988年のビッグエッグ野球盤

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