デノンは、東京・中野で5月16〜17日に開催中の「春のヘッドフォン祭 2015」で、アトラスが6月25日に発売するPlayStation Vita用ソフト「ペルソナ4 ダンシング・オールナイト(P4D)」の体験会を実施。ヘッドフォン祭の来場者は男性が多いが、デノンブースには「ペルソナ」シリーズを愛する多くの女性ファンが駆けつけた。
デノンはアトラスとコラボレーションしており、P4Dのゲーム内で登場キャラクターたちがデノンのヘッドフォンを装着してダンスする。ブースには、ゲーム内に登場するヘッドフォン「AH-GC20」「AH-MM200WT」「AH-MM300」「AH-MM400」を展示。オーディオファンだけでなく、同ゲームのファンが試聴するための列を作っていた。
また、16日の11時30分からは同ブース内でP4Dでサウンドコンポーザーを務めた小塚良太氏と、オーディオ評論家の野村ケンジ氏のトークショーを開催。そもそもデノンを知らない、ハイレゾという言葉を聞いたことがないという女性たちが多かったが、デノンとしてはこれまでリーチできなかった新しい層を開拓できるメリットがあるだろう。
P4Dは小室哲哉氏や日比野則彦氏など、業界の最前線で活躍する大物たちがペルソナシリーズの編曲を手がけた音楽ゲームだ。小塚氏は「ペルソナシリーズが持つ世界観を意識しつつ、P4Dでは1970年代のディスコをイメージしました。各リミックスは原曲を知っている人からするとその違いに驚くかもしれませんが、P4Dではキャラクターが出てきてダンスを踊るという演出もあり、そこまで違和感はないです。スタジオだと非常にいい音で聴けたので、マスタリングも非常に楽しかったです」と語った。
トークショー内では、小室哲哉氏がリミックスを手がけた「Signs Of Love」を始め、P4Dの楽曲をマスター音源で視聴。再生にはデノンのプリメインアンプ「PMA-50」とDALIのスピーカー「MENTOR MENUET SE」を使用した。また、最後には原作ファンにはおなじみの「ジュネスのテーマ」のリミックスを流し、会場を大いににぎわせた。これまでポータブルオーディオにあまり関心のなかったゲームファンたちがハイレゾデビューする日は近いかもしれない。
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