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日立、重量+温度の“Wスキャン”で加熱のムラを抑える過熱水蒸気オーブンレンジ「MRO-RY3000」など3モデルを発表ベーカリー機能付きモデルも

» 2015年06月09日 19時50分 公開
[村上万純ITmedia]
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 日立アプライアンスは、3つの重量センサーと「センター赤外線スキャナー」の“Wスキャン”システムを搭載する過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」の新モデルを7月中旬に発売する。ラインアップは「MRO-RY3000」「MRO-RV2000」「MRO-RBK5000」の3モデルで、価格はそれぞれ15万円前後、12万円前後、18万円前後となっている(いずれも税別)。

photo 過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」の「MRO-RY3000」
photo ベーカリー機能付きの「MRO-RBK5000」

最も使われる温め機能に対する不満が多い

 日立アプライアンス 取締役 家電・環境機器事業部長 松田美智也氏は、「ユーザーがオーブンレンジで良く使う機能は、おかずやご飯の温めや解凍。その一方で、温めや解凍にムラがあるという不満が多い。今回重量と温度の両方を測定するWスキャンを搭載したことで、従来機ではできなかった初期温度が把握でき、加熱時間を補正して適温に加熱する」と説明する。なお、いずれの機種もWスキャンシステムを備える。

photo 庫内の構造

 重量センサーは底面の手前端に2つ、中央奥に1つと計3つ搭載。赤外線スキャンセンサーは天板の中央奥に設置しており、15段階でスイングして120分割したエリアを計測する。これにより、コップの中の液体もしっかりと検知してくれるという。とっくりのように液面が直接スキャンできないものは、重量によって加熱制御をしていく。

photo 3点の重量センサーと「センター赤外線スキャナー」の“Wスキャン”システムを搭載

 あたためや冷凍機能はいくつかのメニューがプリセットされており、例えば「あたため」→「酒かん」と選ぶと、「人肌かん」(約35度)、「ぬるかん」(約45度)「熱かん」(約55度)など、ボタン1つで好みの温度に加熱できる。

photo 各機能
photo 酒かんは3種のモードを備える

 そのほか、新開発の薄型冷却ファンユニットを内蔵しており、高温になる天板を冷却する。

 また、調理中でも庫内が良く見えるようにLED照明を搭載したほか、背面を除く庫内には白色のシリコン塗装を採用。汚れたときでもさっとタオルで拭き取れるという。

photo 庫内の手入れは簡単になったという
photo 庫内の様子

 日立担当者は「最も重視しているのは料理の仕上がりであり、“時短”ではない。ただ、解凍や加熱をうまく利用してもらうことで、トータルの調理時間を短縮する手助けになるはず」と語った。

オーブンレンジ新モデルの主なスペック
型番 MRO-RY3000 MRO-RV2000 MRO-RBK5000
Wスキャン
液晶タッチモニター
明るい庫内
ベーカリー機能
スチームグリル
総庫内容量 33リットル
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) 500×449×390ミリ 500×459×418ミリ
カラー メタリックレッド、シルバー レッド、ホワイト メタリックレッド、シルバー

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