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木の振動板を採用したハイレゾ対応ヘッドフォン――JVC「WOOD 01/02」登場40ミリウッドドームユニットを搭載

» 2015年11月10日 16時39分 公開

 JVCケンウッドは11月10日、JVCブランドの密閉型ヘッドフォン2機種を発表した。同社が提案する”上質なライフスタイル”を提案する「CLASS-S」シリーズ第2弾の製品。価格はどちらもオープンプライス。市場想定価格は、上位モデル「WOOD 01(ウッド ゼロワン)」(HA-SW01)が7万円前後、「WOOD 02(ウッド ゼロツー)」(HA-SW02)が5万円前後(いずれも税別)。12月上旬に発売する予定だ。

 独自の薄膜加工技術を進化させ、40ミリ径という大口径のウッドドーム振動板を新開発。1T(テスラ)を超える高い磁束密度を実現した専用設計の「ハイエナジー磁気回路」を組みあわせ、木の自然な響きとハイレゾ音源の持つ繊細な音表現、そして大口径ならではの余裕のあるサウンドを実現したという。

 その他共通仕様として、ユニット内部に採用したウッドプレート、リング状の「ブラスリング制振構造」、無垢の木材を数十層にわたって積層した「ウッドオンハウジング」などがある。ケーブルは着脱式で、L/R独立グランドプラグ&OFCケーブル(1.2メートル)を採用した。

 プレミアムモデルに位置付けられる「WOOD 01」ではさらに、木製パーツとして、ウッドバッフル、響棒、制振ウッドプラグを用いたほか、音響用ハンダを使用している。同社は「厳選した音響ウッドパーツを投入し、クリアで繊細な音表現を実現。音のにごりを抑制し、繊細な表現を実現する」としている。

 主な仕様は2機種共通で、再生周波数帯域は8〜4万5000Hz。インピーダンスは56オーム、出力音圧レベルは105db/1mW、最大許容入力は1500ミリワット。なお、重量はWOOD 01が約330グラム、WOOD 02が約320グラムとなっている。付属品は共通で、着脱ケーブルとキャリングケースとなっている。

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