JVCケンウッドは8月6日、ハイレゾ対応ヘッドフォン「KH-KZ3000」「KH-KZ1000」を発表した。8月29日に発売する。価格はKH-KZ3000が4万8400円、KH-KZ1000が2万5000円(いずれも税込)。直販サイトの「ビクターエンタテインメントオンラインショップ」で販売する。ケンウッドブランドのヘッドフォン発売は、2009年3月のカナル型イヤフォン以来6年半ぶり。
8月29日〜30日に三重県鈴鹿市で開催する「SUPER GT」、9月11日〜13日(販売は12日、13日)に栃木県芳賀郡で開催する「WTCC ツインリンクもてぎ」では、会場で特製ミニカーとヘッドフォンをセットにした限定モデルをキャンペーン販売する(ユーロスポーツブース)。価格は未定。SUPER GTでは先着15人にJVCケンウッドと契約する柳田真孝選手のサイン付きミニカープレゼントも実施する。
直販サイトで予約購入した場合と、「WTCC ツインリンクもてぎ」サーキット場で購入した場合、特典としてケンウッドの無線用ヘッドセットに搭載する「ケンウッドロゴプレート」(非売品)がもらえる。
同社担当者は、「ケンウッドブランドは、オーディオメーカー+モータースポーツでの無線用ヘッドセットのイメージがあり、全体的にソリッド感、機能美、革新、艶っぽさという世界観を持つ。新型ヘッドフォンは、クールさや非日常性を打ち出し、ユーザーのナルシシズムを冗長するようなアイテムと位置付けた」と説明する。
両モデルとも装着時のかっこよさを重視した設計で、オーディオシステムのボリュームをイメージしたハウジング部は、見る角度で光の具合が変化する。ハウジングの上部にはブランドを象徴する赤い逆三角マークをレイアウト。バランス対応4極プラグを備えるケーブルも赤色で統一した。
KH-KZ3000はグラスファイバーPAとアルミニウムハウジングを採用したほか、ヘッドバンドにはカーシートをイメージさせる赤いステッチを施した。
40ミリ径トリプルネオジウムマグネットドライバーを搭載し、小さいハウジングでも空気を効率的に使ってより低域の再現性を高めたという「グラスファイバーPAサウンドディフューザー」を備える。4つのダクトが異なる周波数の低域を受け持ち、ライブ感あふれる豊かな低音を実現するという「クアッドダクトエンジン」は、KH-KZ3000/1000共通の機能だ。同社は「上品なクリア感と全帯域を通して分厚い音を感じられる音質設計」としている。
KH-KZ3000の再生周波数特性は10〜5万Hz、インピーダンスは56オーム、感度は103dB。KH-KZ1000の再生周波数特性は10〜4万8000Hz、インピーダンスは32オーム、感度は105dB。
花澤香菜の「I LOVE NEW DAY!」や、エヴァンゲリオン・サウンドトラックの「DECISIVE BATTLE」などを試聴したところ、ボーカルはナチュラルで広がりのあるサウンドで、中低音はしっかりと響く印象だった。KMM団の「ウィッチ☆アクティビティ」のようなテクノポップの曲は、重なり合う音の分離がしっかりと分かる。
型番 | KH-KZ3000 | KH-KZ1000 |
---|---|---|
ドライバーユニット | 40ミリトリプルネオジウムマグネット | 40ミリシングルネオジウムマグネット |
音響技術 | クアッドダクトエンジン、グラスファイバーPAサウンドディフューザー、アンチバイブレーションALリング、アンチバイブレーションSUSリング、スタビライズドジャック | クアッドダクトエンジン |
バランス対応 | ○ | ○ |
ハウジング材質 | グラスファイバーポリアミド+アノダイズドアルミニウム | ABS |
ヘッドバンド | 合皮(レッドステッチ) | 合皮 |
イヤーパッド | 合皮(ソフトPUレザー) | 合皮 |
型式 | ダイナミック型 | |
感度 | 103dB | 105dB |
再生周波数特性 | 10〜5万Hz | 10〜4万8000Hz |
インピーダンス | 56オーム | 32オーム |
最大許容入力 | 1000ミリワット | |
ケーブル | 1.2メートルOFC(丸型着脱ケーブル) | |
入力プラグ | 3.5ミリ24金メッキステレオミニプラグ、アノダイズドアルミニウムキャップ | 3.5ミリ24金メッキステレオミニプラグ、ABSキャップ |
重量(ケーブル除く) | 270グラム | 200グラム |
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