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Wi-Fi接続時だけストリーミング再生する設定も可能――Apple Watch対応ラジオアプリ「アンテナ」片岡義明の「こんなアプリと暮らしたい」」

» 2015年11月19日 11時34分 公開
[片岡義明ITmedia]

 Appleから「Apple Watch」が発売されて以来、さまざまな対応アプリがリリースされている。音楽・ラジオ関連のアプリでも、Apple Watchを使って再生・停止や曲の選択が手元で操作できるアプリが続々と登場している。今回紹介する「アンテナ」もそのようなApple Watch対応ラジオアプリの1つだ。

「antenna」のメイン画面(左)。ラジオ局の選択メニュー(中)。ラジオ局のリスト。日本語のラジオ局については、各地のコミュニティFM局を豊富に収録している(右)

 「アンテナ」は、世界170カ国の地上波チャンネルおよび5万件以上のインターネットラジオ局をストリーミングで聴けるアプリ。5万件という収録数を誇るだけあって、かなり幅広いジャンルをカバーしている。なお、日本語のラジオ局については、各地のコミュニティFM局を豊富に収録している。

 「アンテナ」のメインメニューでは、再生中の音楽のタイトル名に加えて、天気情報や時刻も表示される。下部のメニューで就寝タイマーやアラームを設定することも可能だ。また、聴いている途中で気に入った曲の情報を保存できる「スクラップ」機能も備えており、下部メニューのハートマークをタップすることでスクラップを行なえる。このほか、メインメニューのイラストのテーマを変更することも可能だ。

下部のハートマークをタップしてスクラップ(左)。テーマ選択画面(中)。おやすみタイマー機能。ほかにスヌーズの設定も可能なアラーム機能も搭載している(右)

 メインメニュー下部の音符マークをタップすると、「ブックマーク」「最近再生」「地域」「ジャンル」「SHOUTcast」「ラジオ追加」の6つのメニューが表示される。ラジオ局を選びたい場合は、「地域」「ジャンル」などで好みの国やジャンルを選択すると、さまざまなインターネットラジオ局のリストが表示される。また、「SHOUTcast」のランキングの中から選ぶこともできる。再生中の曲は常に画面の最下部に曲名が表示されて、停止などの操作も行えるので使いやすい。

 Apple Watch上では、ラジオの再生・停止や履歴やお気に入りの参照、SHOUTcastランキングのチェックなどを行える。Apple Watchの小さな画面でも視認性がよく、快適に操作できる。

Apple Watchのメニュー画面(左)。曲の再生・停止をコントロール可能(右)

 このほか、便利機能として「Wi-Fiのみ再生機能」がある。これはWi-Fi接続しているときだけラジオの再生を可能にする機能で、携帯電話回線経由でストリーミング再生を行いたくない場合に有効だ。有料ではあるが、このような細かい部分で色々な機能が充実しており、Apple Watch対応のインターネットラジオアプリの中ではおすすめの1本といえる。

アンテナ(価格:120円)

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