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ミラーレスならではの軽快さ、キヤノン「EOS M6」(4/4 ページ)

» 2017年06月08日 06時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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アジサイが開き始めていたのでぐぐっと寄って絞り優先AEで撮影(45mm 1/500秒 F6.3 ISO100)
モニターを開いて地面すれすれに喫茶店の前でゴロゴロしていた猫を(45mm 1/60秒 F6.3 ISO100)
昼寝していた猫を起こさないように遠くから200mmの望遠で。地面すれすれにおいてモニターを見ながら撮影。こういうのをさっと撮れるのがミラーレスの良さ。ISOオートで。曇っていたためISO800まで上がった(200mm 1/320秒 F6.3 ISO800 +0.33)
廃墟になりかけた古いアパートを見つけたのでなるべく正面から撮ろうとモニターを下に傾け、腕を上に上げて高めの位置から撮影(22mm 1/60秒 F4 ISO160)
輝度差が大きな構図だったのでHDRで撮影。こういうとき電子シャッターで高速連写してくれると風で揺れた葉のズレも目立たなくなるのだが、とは思う(15mm 1/250秒 F3.5 ISO640)

 以上。

 EOS M6で新たに搭載した機能として最後にBluetoothに触れておきたい。

 EOS M6ではWi-Fiに加えてBluetoothにも対応した。

 Bluetoothはカメラの電源が入っていればスマホと常時つながり、いつでもスマホをワイヤレスリモコンとして使えるほか、スマホからカメラにリクエストを出せば自動的にWi-Fiで接続して撮影した画像の転送ができる(カメラ側を通信モードにする手間が不要)。

新たにBluetoothに対応した
スマホ側のアプリの画面。EOS M6とBluetoothでつながった状態を示している。ここで「カメラ内画像一覧」か「リモートライブビュー撮影」を選ぶと、BluetoothからのリクエストでカメラのWi-Fiが起動し、それにつなぐ

 キヤノンはBluetoothで常時つながることで、カメラをバッグに入れたままでもスマホの操作だけで写真を転送できるというが、そのとき「カメラの電源はオンになっていること」という条件がつく。常時接続ならカメラの電源がOFFでもスタンバイしててほしいと思うが、まあそれ以外はカメラ側の操作なしで写真が転送できるのは便利だ。

 まあそんな感じで、イマドキのカメラとしては電子シャッターに未対応、USB充電に未対応などいささか保守的ではあるが価格も性能や使い勝手を考えれば非常によくまとまったミドルレンジのミラーレス一眼だ。

 ミラーレス一眼を主力カメラとして使いたい人にはレンズラインアップなど足りない点も多いが、EOSユーザーがサブカメラとして持つ、あるいはミラーレスならではの軽快なカメラが欲しいなら悪くなさそうだ。

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