「Pokemon GO(ポケモンGO)」に待望の「伝説ポケモン」が登場するようになって半月が過ぎました。複数のポケモントレーナー(プレイヤー)が協力して、各地のジムに現れるボスに挑む「レイドバトル」だけに伝説ポケモンが出てくるため、都市部を中心としてレイドバトルの実施場所には人だかりができるようになり、ブームの再来を感じさせます。
ポケモンGOを運営する米Nianticの予告通り、日本時間の8月8日からは伝説ポケモンの「サンダー」がレイドバトルに出現するようになりました。出現する期間は8月14日までの1週間とされており、期間限定という点も伝説ポケモンのレイドバトル人気を後押ししています。
一方で、残念ながらサンダーの代わりに「ファイヤー」は現れなくなり、「フリーザー」とともに現状でゲットできないポケモンになりました。今後ゲットできる機会があるのかは明らかにされていません。「ルギア」は引き続きレイドバトルに登場しています(出現期間は不明)。
編集部ではサンダー出現から早速レイドバトルに挑戦しました。前回のファイヤーは大苦戦しましたが、意外にも今回はそれほど苦労せずにゲットできています。4人の結果は、4戦してゲット数2、3戦してゲット数2、2戦してゲット数1、2戦してゲット数0でした。
ゲーム内に捕獲率アップの調整を入れたなどの公式発表はありませんが、実際にプレイしてゲットしやすいと感じたのは、ファイヤーに比べて距離が近く、ボールを当てやすい点です。サンダーは画面上を上下だけでなく、左右にも直線的に動く(レディバのよう)ため、初見では焦りがちですが、画面下の中央に止まったタイミングを狙えば、カーブボールも比較的簡単に当てられます。ここはファイヤーと大きく異なる点です。
また、米Nianticはレイドバトル後のゲットチャレンジにおいて「プレミアボールの残りが1球になると、ボールに入らず逃げられてしまう」という不具合を確認し、対応中と告知しました。この不具合の一時的な対応として、「レイドバトル参加賞」でもらえるプレミアボールの数が1球増えて「6球」になったのも、以前よりゲットしやすくなった要因でしょう(最後の1球は逃げられるので、実質5球です)。
サンダーは、ファイヤー、フリーザーと並んで「3鳥」と呼ばれる伝説の鳥ポケモンの中でも、バトルで活躍しやすいことから原作での人気が高いポケモンです。ポケモンGOにおいても、全体的にCPが低めな「でんき」タイプでは貴重な高CP(最大3000超え)のポケモンなので、今後のバトルでの活躍に期待が持てます。
サンダーは「でんき」タイプと「ひこう」タイプのポケモンです。「いわ」タイプと「こおり」タイプのわざならば「効果ばつぐん」で大ダメージを与えられ、「じめん」タイプのポケモンならばサンダーが繰り出すでんきタイプのわざで受けるダメージを軽減できます。
例えば、いわタイプのわざで統一して攻めつつ、でんきタイプのわざを軽減できる「ゴローニャ」が攻略にはもってこいです。「ストーンエッジ」を覚えていて攻撃力の高い「バンギラス」、同じくストーンエッジを覚えていてでんきタイプのわざを軽減できる「サイドン」も有力候補となります。
こおりタイプのわざも効果ばつぐんですが、「みず」タイプでもある「ラプラス」や、ひこうタイプでもある「フリーザー」は、でんきタイプのわざで大ダメージを受けてしまうので注意が必要です。こおりタイプのわざで攻めつつ、でんきタイプのわざを軽減できる「イノムー」(こおり、じめんタイプ)ならば、有利にバトルできます。
というわけで、サンダーとのレイドバトルからゲットまでの様子を画像とともにまとめました。
サンダーは8月14日まで出現しますが、その後に新たな伝説ポケモンが登場するという予告はまだありません。伝説ポケモンのレイドバトルを紹介する公式動画では、「ホウオウ」と「ミュウツー」も登場するので、これらがいつ現れるようになるのか気になるところです(ミュウツーは最後にちらっと映るだけなので、しばらく後かもしれません)。
日本では8月9日から15日まで横浜市のみなとみらい地区でポケモン公式イベント「ピカチュウだけじゃない ピカチュウ大量発生チュウ!」が開催されており、14日には横浜スタジアムでポケモンGOのイベント「Pokemon GO STADIUM」が行われる予定です。
シカゴのイベントでルギアとフリーザーが解禁されたように、日本のPokemon GO STADIUMでホウオウが解禁になるだろう、という説がネットでは多く見られますが、これが現実になるのでしょうか。14日のイベントの動向に注目が集まります。
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