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次世代の掃除機は“ほうき”?――CCPが投入する「マホウキ」の正体

» 2017年09月25日 20時33分 公開
[ITmedia]

 バンダイナムコホールディングスグループのシー・シー・ピー(以下、CCP)は、電動ブラシ掃除機「MAHOUKI」(マホウキ)を9月下旬に発売する。大胆にも吸引用モーターをなくしてしまったという新しい掃除機だ。

「MAHOUKI」(マホウキ)

 マホウキは、先端に柔らかい素材のロールブラシを持つスティック型の掃除機。モーターでブラシを回転させてゴミやホコリをかきとる仕組みだ。吸引を省いたことで、ノーマルモード時で約58dBという「家族との会話に支障がないレベル」の駆動音、乳幼児のいる家庭でも安心な“排気ゼロ”、スティックタイプ掃除機の半分程度となる約1kgの重量、どこにでも置けるスリムな形状を実現した。

 「生活の中で気軽に掃除できる掃除機を目指した。吸引へのこだわりを捨て、集じん力に注力した結果、電動ブラシ式に辿り着いた」(同社)

ブラシを回転させてゴミやホコリをかきとる

 ブラシは日本の専門メーカーと歳月をかけて開発したという自信作で、かきとったゴミはすぐ後ろにあるダストケースに回収される。また「ターボモード」に切り替えればよりパワフルに動き、スティックを外せばハンディー掃除機に早変わり。スティックを倒せばフルフラットな状態になり、ソファーやベッドの下など狭い場所にも入り込むという。約3.5時間の充電で約70分間の使用が可能だ。

ソファーやベッドの下もすいすい

 なお、ダストケースのシャッターはマグネット式になっていて、掃除中はシャッターが開き、持ち運びの際には閉じる。家中どこへでも持ち歩き、手軽に掃除できるのがメリットだという。「まさにホウキとチリトリが一体となったような効率の良い掃除機」(同社)

 サイズは270(幅)×105(奥行き)×1052(高さ)mmで、カラーはレッドのみ。9月下旬から全国の家電量販店やホームセンターなどで取り扱う。希望小売価格は2万2000円(税別)。

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