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最初に高画素の“R”が来た! ソニーの意欲作「α7RIII」(4/4 ページ)

» 2018年01月05日 15時41分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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 自分好みのキーカスタマイズやメニューのカスタマイズは必須だ。

Fnキーを押したときのメニューはカスタマイズ可能。必要なものを上手にセットしたい
カスタムキーだけで3ページある。上下左右ボタンやカスタムボタン(C1〜C4)などに必要な機能を割り当ててさっと呼び出せるようにしておきたい

 特に瞳AFはメニューからは選べない(ボタンを押してるときだけ動作するので)ので、最初に瞳AF搭載のαを手にしたときはどうやって使えばいいのか探したもんです。

瞳AFを使って広角でポートレート。瞳AFは便利だが時には意図しない側の瞳に合わせてしまうことも(24-105mm 24mm 1/30秒 F4 ISO160)

 前モデルから進化したところといえば、カードスロット。上下に並んだデュアルスロットになり、下がスロット1でSDXC II対応。上がスロット2でSDXCとメモリースティックDuoに対応。

 まだメモリースティックDuoへの対応は必要なのだろうかとふと思う。それよりは両方ともSDXC-II対応にしてもらった方が嬉しい人が多いのではなかろうか。

右側面はのカードスロットはデュアルに。もはやこのクラスのカメラには必須機能だ

 反対側の側面には扉が3つ。シンクロ端子、マイク端子、ヘッドフォン端子、HDMI端子。

 ユニークなところではUSB。microUSBとUSB-Cの2つの端子が用意された(USB充電はどちらの端子を使っても可、なのがいい)。

左側面。microUSBとUSB-Cの両方を搭載している。

 バッテリーの持ちはCIPA規格準拠で、ファインダー使用時は約530枚。一眼レフに比べると少ないが、大きめのバッテリーを積んでいることもあり、ミラーレス一眼としては多い方。さらにUSB給電が可能なのはポイントが高い。

 動画は4Kの30fps。スロー&クイックモーションにも対応している。

速さのα9と画質のα7RIII

 α7RIIIの登場で、速さのα9と画質のα7RIIIという2本柱がそろった。

 どっちがいいかはどんな写真を撮るかできまるのだが、ハイクオリティーな作品を撮りたい、そろそろミラーレス機に移行しようかなという人にはα7RIIIを勧める。

 予算が足りないー、という人は2018年に登場すると思われるα7III待ち?

 カメラとしての性能と価格のバランスがいいからね。

 では最後に昨年末に撮影したきらびやかな作例を1つ。

エスカレーターを上る人がぶれて写るようにシャッタースピードは遅めにし、光芒を出すべくF11まで絞り、手ブレしないようチルト式のモニターを開き、カメラをしゃがんだ膝の上に載せて慎重に撮影したツリー(24-105mm 24mm 1/10秒 F11 +1 ISO6400)
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