娘と父のマジトーク(その5)「お父さん、勉強もちゃんとやるからさあ、芸能界入らせてよう」父と娘の週末トーク(3/3 ページ)

» 2013年12月06日 17時00分 公開
[シックス・アパート 中山順司,Business Media 誠]
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声優に興味がある

娘: いま、急に思い付いたんだけどね、声優をやってみたいな。アイドルとか女優とかより、声優に興味ある。

父: へええ、そうなんだ。でも、何で?

娘: うまく説明できないな……。たぶん、私がアニメをよく見ているから? 「あのアニメの◯◯◯ってキャラ、私の声なんだよ」ってほうが、ちょっと自慢できていいな(※娘は『進撃の巨人』の大ファン)。

TVアニメ『進撃の巨人』公式サイトより

父: 女優は自分の姿も見てもらえて、目立つことができるのに?

娘: 自分が目立つより、意外に知られていないとこで関わっているほうが、私の性格にあってそうな気がする。

父: サオリは、人前で目立つのはあまり好きではなさげだよね。

娘: うん、何が何でも! って気持ちはない。だって、この話だって、「もし、スカウトされたら」って仮定で話してるでしょ? 自分から芸能界に入るために行動するつもりはないもん。

父: オーディションとか受けてみたいって思わない?

娘: 全然思わない。だって、学校が楽しから、今はそれで十分だもん。

父: じゃあ、お父さんの住宅ローンは……。

娘: ごめんね、支払えないや(笑)。


 娘は割とおとなしい性格なので、芸能界への興味は一切ないだろうと予想していました。ところが実は声優に興味があったり、学業と両立させられるならタレントをやってみたかったりと、予想外な発見がありました。積極的に行動はしないとは話していましたが、今後どんなキッカケで興味に火が付くかは分かりません。

 家のローンの肩代わりをするという一言には、衝撃を受けました。彼女の思いやりには感謝しつつも、どこまで本心なのか……。誠の読者の視線を意識した発言かも、という疑念も拭い切れないではないですが、ここは素直に受け止めておこうと思います。実現する可能性はほぼゼロですが(笑)。

 次回は、「英語と留学」について話してみます。

著者紹介:中山順司(なかやま・じゅんじ)

 1989年、高校卒業と同時に、極寒のアイオワ州の全寮制高校に入学。唯一の日本人として七転八倒で英語を学び、1990年にCovenant College(米・Georgia州)入学。エチオピア、インド、ウガンダ、ガーナ、南アフリカ、ペルー、韓国の留学生らと共同生活を送りつつ、心理学、生物学、社会学を専攻。1994年に卒業。

 白い犬で有名な某携帯電話キャリアに新卒入社し、マーケティングと営業に携わる。2000年にネット業界に転身。旅の窓口(現楽天トラベル)で観光旅行コンテンツビジネスを立ち上げ、その後始めた個人ブログがキッカケで、ブログソフトウェアベンダーのシックス・アパートに入社。マーケティング、営業を経て、現在はコミュニティ・マネージャーを務める。三度の飯より、サッカーと自転車が好き。

■誠での過去記事

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■Six Apart ブログも書いてます

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