写真で解説する「GALAXY S」(外観編)
ドコモの「GALAXY S」は、スタイリッシュでスリムなデザインを目指したスマートフォン。グローバル端末との違いも含め、外観の特徴をチェックした。
NTTドコモが発表したSamsung電子製のAndroidスマートフォン「GALAXY S」は、薄型軽量ボディとディスプレイの美しさにこだわったモデル。GALAXY Sの「S」には「Smart Life」「Superior」「Synchronized」「Stylish」「Sexy」「Simple」といった意味が込められており、これらのコンセプトはデザインにも反映されている。グローバル端末との比較も交え、外観の主な特徴を見ていこう。
ボディサイズは約64(幅)×122(高さ)×9.9(厚さ、最厚部約12)ミリで、海外版とほぼ同じ。重さは海外版から1グラム増した約119グラムだが、iPhone 4(約137グラム)やXperia(約139グラム)よりも約20グラム軽い。約9.9ミリのスリムなボディも大きな特徴だ。
デザインやパーツなどは基本的に海外版を踏襲しており、異なるのはロゴや表記のみ。表面は、海外版にはディスプレイの上に「SAMSUNG」ロゴがあるが、日本版には「NTTdocomo」ロゴがある。裏面は、海外版には「Google」と「SAMSUNG」ロゴがあるが、日本版には「GALAXY S」ロゴと「SAMSUNG SC-02B」の表記がある。ボディカラーはメタルブラック1色。
表面に備えた物理キーは、ディスプレイ下部にあるホームボタンのみ。その左右にはサブメニューの呼び出しとクリア操作が可能なセンサーキーがある。内蔵メモリは16Gバイトあり、スマートフォンの中では大容量といえる。外部メモリは最大32GバイトのmicroSDHCに対応する。バッテリー容量は1500mAh。外部接続端子はMicro USB、イヤフォン端子は3.5ミリとなっている。
GALAXY Sが搭載するスーパー有機EL(Super AMOLED)は、110%の色再現性、1万:1の高コントラストを実現。さらに、従来の有機ELよりも透過率と反射率が向上し、透過率は従来の80%から97%に上がり、反射率は20%から4%に下がっている。透過率が増したことで画面の奥行き感がなくなり、コンテンツがディスプレイと一体となったかのように表示される。また、有機ELは屋外では見にくいケースが多かったが、スーパー有機ELならその心配は無用といえそうだ。視野角も広いので、複数人で映像や写真などを見る際にも重宝する。
このスーパー有機ELは、タッチセンサー用の「パネル」と、ディスプレイとセンサー間の「空気層」をなくすことで、上で述べたような美しい表示が可能になった。その結果、ディスプレイが従来の有機ELから約2分の1薄くなっている。これはSamsung電子独自の技術で実現したものだ。
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