日本TI、新しいバッテリ・マネジメントICを発表

» 2004年08月31日 20時35分 公開
[ITmedia]

 日本テキサス・インスツルメンツは8月31日、バッテリの充電管理機能と電源管理機能を1チップに集積した、2つの新しい製品ファミリ「bqTINYIII」および「bq2501x」を発表した。

 bqTINYIIIファミリは、リニア方式によるバッテリの充電を行うと同時に、システムにも電源を供給できる「bqTINY」シリーズの最新ファミリ。USBおよびACアダプタからの入力が可能で、電源の自動切換えスイッチ、ダイナミック・パワーパス・マネジメント機能、電流センス、パワーFET、サーマル・レギュレーション機能などが1チップに集積されている。スマートフォン、PDA、MP3プレーヤ、デジタル・スチル・カメラなどに最適だと言う。

 またbq2501xファミリは 充電管理機能に加え、同期整流方式の降圧型DC/DCコンバータも1チップに集積。基板面積の制約が厳しいBluetoothヘッドセットや、アクセサリーなどの携帯機器に最適という。パワーFET、逆流防止ダイオード、自動パワーセーブモード機能などを搭載しており、1セル・リチウムイオン、またはリチウムポリマー・バッテリから直接駆動できる。

 bqTINYIIIは、1000個受注時の単価が2.30ドル。bq2501xは現在サンプル出荷中で、本年の第4四半期に量産出荷の予定。こちらは1000個受注時の単価が2.05ドルとなっている。

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