インフォプラントは、早ければ2006年夏にも導入される見込みの携帯電話の「番号ポータビリティ」(3月31日の記事参照)に関するアンケート調査を行い、結果を公表した。C-NEWSと、ソフトバンク パブリッシングが発行する「ケータイBEST」との共同企画として実施したもの。
番号ポータビリティの利用意向や、乗り換えるならどのキャリアが人気なのかが明らかになっている。
番号ポータビリティの導入が検討されていることを「知っていた」のは全体の72.9%。インフォプラントは昨年10月にも同様の調査を実施しているが(2003年11月27日の記事参照)、この際は45.2%に過ぎなかった。一般ユーザーの認知度が上がっていることが分かる。
番号ポータビリティが開始されたら「サービスを利用したい」は27.5%、「できれば利用したい」が29.7%で合わせて57.2%だった。キャリア別に見ると、「利用したい」「できれば利用したい」を合わせた割合はドコモが58.0%、auが50.9%、ボーダフォンが60.7%、ツーカーが62.0%となっている。auユーザーは、比較的キャリアの乗り換えを考えていないようだ。
番号ポータビリティが開始されたら「利用したい」と答えたユーザーに、「どのキャリアを利用したいか」と聞くと、「au」が49.6%でトップ。以下、「ドコモ」(26.6%)、「ボーダフォン」(20.1%)と続く。
昨年の調査時では、auが40.0%、ドコモが26.0%、ボーダフォンが32.3%だっただけに、auの上昇とボーダフォンの下降が目に付く結果となった。利用したい理由では、auは「デザインの良さ」「パケット定額制の魅力」などが挙げられ、ドコモでは、「FOMA、iモードの魅力」「利用者の多さ・安心感」などが多く挙げられた。
「現在利用している携帯の電話番号を変えることに、抵抗があるか」との問いでは、50.2%が「ある」と回答。「どちらかといえばある」の29.2%を含めると、79.4%が「抵抗がある」と答えている。
「携帯のメールアドレスを変えることに、抵抗があるか」という項目では、「ある」が28.8%、「どちらかといえばある」が33.7%となっている。
調査は、8月24日から8月26日にかけて実施したもの。全国の自分名義の携帯を所有する15才以上のユーザー、1000人からの回答を集計した。内訳は男性500人、女性500人。調査結果は、9月15日発行の「ケータイBEST」誌面でも確認できる。
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