「THE HOUSE OF THE DEAD」といえば、セガのガンシューティングゲーム。迫り来るゾンビを、銃で次々撃ち倒すという緊迫感あふれるゲームだ。
アーケードゲーム以外にも、ハリウッドで映画化されたり、タイピングソフト「The Typing Of The Dead」がリリースされたりと、シリーズ化されて多面展開している。ちなみに筆者はひそかに、そのタイピング内容の濃さからタイピングソフトのほうが面白いと思っている。
そんなゲームが、「モーションコントロールセンサー」に対応して携帯で遊べるようになった(2月1日の記事参照)。“携帯版”である「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド モバイル」は、どれほど面白いのだろうか?
コンテンツ名 | 「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド モバイル」 |
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料金月額 | 月額315円 |
対応機種 | V603SH(モーションコントロールセンサー対応機種)、V602SH |
アクセス | 「メニューリスト」-「ケータイゲーム」-「アクション」 |
ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド モバイルは、携帯画面上でゾンビや怪物に照準を合わせ、銃撃していくゲーム。シリーズ最初の作品「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」をベースにした、完全オリジナルストーリとなっている。
モーションコントロールセンサーに対応しているため、携帯を銃のように振り回してプレイすることになる。もっとも、同センサーに対応していない256K Ver.2端末機でも楽しめるという。
正直な話、筆者はゲームセンター版よりも面白いと思った。
なんと言っても、ゾンビが襲いかかってくるのが正面からだけではない。モーションコントロールセンサーの機能を最大限に活かしており、360度いろんな角度からゾンビが襲いかかって来るので、こちらも実際に身体を回転させながらゾンビを撃ち倒していかねばならない。
1面はそれほどでもないのだが、2面以降は敵が上下からも出てくる。関数でいうとx、y、z軸全方向を気にしながらケータイシューティングをしなくてはいけないのだ。腰もひねるし、腕の上げ下げもある。案外ダイエットにもいいかもしれない。
ちなみに、どんなに腕に覚えのある人でも弾を込め直す「RELOAD」や照準を合わせる「LOCKON」などの機能は“オールオート”(全自動)で遊ぶことをオススメする。なんと言ってもあらゆる方向から敵が襲ってくるのだ。緊張感がありすぎて、マニュアルで操作するのは結構大変だ。
しかし、どんなに面白いからといっても、小さなケータイの画面をのぞき込みながらくるくる回っていると途中でバテて具合が悪くなってくる。
筆者はそれほど三半規管が弱いと思っていなかったが、3面に行く頃には「ゾンビ酔い」をしてくたくただった。乗り物酔いしやすい人は、酔い止めを飲むか、ちゃんと1面ごとに休憩を挟むことをオススメしたい。
実際、開発陣もそこは心得ているのか、ステージクリアごとにトップ画面に戻る構成になっている。ここで一休みするのが妥当だ。きっと、開発者の中にもゾンビ酔いで倒れた人が何人かいるんだろうなぁ。
ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド モバイルは、プレイ中の姿がちょっと恥ずかしい。家でこっそり遊ぶしかないゲームのような気もするが、実はモーションコントロールセンサーを切ってボタン操作で遊ぶこともできる。
通勤通学の合間にはボタン操作で遊び、ゾンビの出てくるタイミングを覚えた上で、家に帰ってからくるくる回って遊んでみよう。
案外パーティゲームとしても遊ぶのもオススメだ。複数人で点数を競うもよし、罰ゲームとしてくるくる回る人間を見て遊ぶのもよし。ただし、お酒が入った状態で遊ぶとこれはもう最悪。アルコールが回って、死にそうになるので気をつけましょう。
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