カシオ計算機製の「A5512CA」は、コンパクトなボディに128万画素のCMOSカメラを搭載した1X端末。3Gのメガピクセル端末として、最小容積となる89ccを実現した。Eメールへの添付容量が500Kバイトに拡張され、1XながらSXGAサイズの画像も送信可能になっている。
カメラはベストショット機能を備え、「人物」「風景」「夜景」「トワイライト」「パーティ」の5つのモードから撮影シーンを選べる。撮影補助用ライトは、側面にあるモードキーを長押しすれば、閉じたまま簡易ライトとしても利用可能だ。
背面にはバックライトオフでも視認性が高いモノクロ液晶を装備。丸窓のような背面液晶にはイベントアニメーションがランダム表示されるなど、見た目の可愛さにもこだわった。表示タイプは「デジタル」「アナログ」など5種類から選択可能。背面液晶を生かした機能として、100分の1秒まで計れるストップウォッチやカウントダウンタイマーも用意され、端末を閉じたままでも側面のモードキーを押すことで利用できる。
相手の位置情報を把握できるKDDIの新サービス「安心ナビ」への対応に加え、0キーの長押しで約80デシベルのブザーが鳴る「ホットブザー」機能を用意。子供や女性、年配ユーザーの利用にも配慮した。
約80デシベルという音量は、防犯ブザーとしては音量は小さいレベル。一般的に防犯ブザーといった場合、100デシベル程度の音が出る場合が多い。ただし、電話のベルは70デシベルと言われ、携帯電話は70〜80デシベルのものが多い(3月25日の記事参照)。A5512CAのスピーカーは大音量の部類に入る。
※24日付記。カシオ計算機によると、A5512CAのブザーは、スピーカーから1メートルの距離で約80デシベル、10センチメートルの距離では約100デシベルの音圧となる。
またいったんホットブザーを起動すると、電源ボタンを押しても音は鳴りやまず、暗唱番号を入力する必要がある。
使いやすさや見やすさに配慮した機能を備えるのもA5512CAの特徴。テンキーの文字は大きく見やすい文字がレイアウトされ、ボディカラーによって異なる文字を採用した。イノセントホワイトにはクレジットカードで使われる認識率の高いフォント、テンダーピンクとノーティーグリーンにはキーの上下にはみ出す大きな文字が使われている。
ほかにも、あらかじめ登録した5人までの相手に簡単操作で通話やメールを行える「ペア機能」、発着信や履歴、アドレス帳画面を最大40ドットの大きな文字で表示させる「でか文字」、必要最低限の機能を簡単な手順で利用できる「スマートモード」、1カ月の通話時間やメールの送信回数を端末側で制限できる「ティーンズモード」を装備。
メニュー画面の面白さもA5512CAの特徴。右はマトリョーシカをアレンジしたメニュー画面 | |
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バッテリー残量の警告後も受信済みメールやアドレス帳、スケジュールなどの確認を行える「エクステンションモード」も、ほかにはないユニークな機能だ。
製品仕様は以下の通り。サイズ、連続通話/待受時間、充電時間は暫定値。
製品名 | A5512CA |
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サイズ | 約49×94×25ミリ |
重さ | 約105グラム |
連続通話時間 | 約180分 |
連続待受時間 | 約270時間 |
カメラ | 128万画素CMOS |
外部メモリ | - |
メインディスプレイ | 2.2インチ、240×320、26万色相当TFT |
サブディスプレイ | モノクロ(2値) |
EZナビウォーク | ○(地磁気センサーなし) |
着うた | ○ |
安心ナビ | ○ |
聴かせて検索 | × |
ボディカラー | イノセントホワイト、テンダーピンク、ノーティーグリーン |
外部メモリ | × |
データフォルダ容量 | 約12.8Mバイト |
BREWデータフォルダ容量 | 約7Mバイト |
Eメール送信BOX容量 | 約1.2Mバイト |
Eメール受信BOX容量 | 約2.4Mバイト |
日本語入力 | ATOK for au(関西弁対応)+AI推測変換「APOT」 |
バイリンガル機能 | ○ |
Eメールバックグラウンド受信 | ○ |
発売日 | 7月初旬 |
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