快適なメール自動受信、でも解決できない問題も:短期集中ロードテスト「M1000」 No.5

» 2005年09月09日 01時28分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 「mopera U」に加入し、mopera.netドメインのメールアドレスを取得したため、このアドレス宛てに届いたメールは自動受信できるようになりました。試しにPCやほかの携帯からメールを送信してみると、数秒後にはM1000がメールを自動受信しました。リアルタイム性の点では問題なさそうです。

 ちなみにM1000では「ネットワーク設定」の「mopera U」タブから「mopera U 初期設定」を選択すると、パケット料金無料でメールアドレスなどの基本的な設定変更作業を行え、M1000でFOMAのパケット通信を使ってインターネット接続する設定やメールの設定を自動で行う機能も備えています。PCと違ってWebサイトの情報を見ながら別ウインドウで設定できないM1000では便利な機能です。例えばメールアドレスやパスワードを変更した場合も、再度自動設定機能を使うだけでいいわけです。

 既に触れていますが、M1000のメーラーはメール1通あたりの受信サイズをファイルサイズや行数で制限でき、あとで必要なメールの全文を受信できます。メールの自動受信で巨大なファイルが添付されたメールを受信してしまい、パケット料金がかさむという事態は避けられます。ちなみに筆者は最大20行受信するように設定して、あとは必要に応じて全文受信するよう設定しています。20行も受信すれば、大抵の用件は把握できますし、筆者の場合はPCで利用しているアドレス宛てに届くメールも転送しているからです。

 「mopera U」のメール設定は基本的に前述した自動設定のまま使っていますが、最大受信行数の設定以外にもう1カ所だけ設定を変更しました。自動設定では「ネットワークアカウント」が「mopera U」になっているのですが、この設定だと少々使いにくいのです。例えば公衆無線LANサービスのエリア内で無線LAN接続している時に、一部受信済みのメールを全文受信(ダウンロード)しようとしても「mopera U」のダイヤルアップ接続で受信しようとするのです。ここを「発信時手動選択」に変更すると、既に接続中のインターネット接続を利用してそのまま受信します。設定を変えても自動受信機能は問題なく機能するので、特にデメリットはありません。

 メールアカウント設定の「ネットワークアカウント」を「発信時手動選択」に変更。この設定でも、一部受信しておいたメールの全文をを無線LAN経由で受信できるようになります

 メールの自動受信、さらに1通あたりの受信量を制限することで、さほど料金面の不安を感じることなくFOMAのパケット通信でメールを使う気になってきました。M1000には「バイトカウンタ」と呼ぶダイヤルアップ接続時のデータ送受信量を確認できる機能がありますが、80バイト×20行のメールの自動受信を行った場合で送信1Kバイト、受信5Kバイトの計6Kバイトと表示されました。メール本文だけなら約1.6Kバイトしかないわけですから、POP3で送受信を行うオーバーヘッドはやはり大きいようです。

 これが「バイトカウンタ」。累積表示や、通信中のデータ送受信量も表示できます。これは自動受信直後に最後のインターネット接続のデータ送受信量を表示したところ。せめてパケット単位にしてくれないかな、とは思いますが……

 「バイトカウンタ」の表示はKバイト単位と少々大まかな感もありますが、そのまま1Kバイト=1024バイトで計算すると6144バイトですから、これをFOMAのパケット通信料に当てはめると6144÷128×0.2=9.6円になります。筆者は今、念のためパケットパック60に加入しているので、パケット通信料は10分の1になり、1通あたりの受信コストは約1円で済む計算になります。これなら今月の利用状況をみてパケットパック30への変更も検討したいところです。

 M1000の機能の問題というわけではありませんが、課題もあります。「mopera U」のメールアドレスは携帯電話から見ればPC用のメールアアドレスと同じ。つまり今ではあたり前になっている「携帯電話からのメールのみ受信」に設定されている携帯電話では受信拒否されてしまうのです。こればかりは送信先に、自分の「mopera U」のメールアドレスを例外的に受信許可してくれるようにお願いするしかありません。やはりiモードメールが使えないのは不便だな、というのが携帯電話をM1000だけにしてみた筆者の正直な印象です。

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短期集中ロードテストとは

 ITmediaのライターが、普段使いの携帯電話の模様をレポートする連載記事です。1人のユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。

読者のニーズが機種を決定

 なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。

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