ではいつもの黄色い象のすべり台から。CMOSセンサーの200万画素機「W41CA」の130万画素モードで撮ったものと並べてみよう。
色が鮮やかでしっかり出てるのはW41CA。やはり同じCMOSセンサー機でも差は出る。W41CAは少々青っぽいのだが、804SSは暗いところはつぶれているし、明るいところは白トビしていて、ダイナミックレンジが狭い点は気になるところ。画質を追求する端末ではないということかもしれない。
同じように作例を見ていこう。
いつものあずまやは、色はけっこういい感じ。後ろに見えているのは桜。ただこういう細かい部分が多い構図だと、ディテールがかなりつぶれてしまう。松葉が典型的で、べたっとつぶれてるところが多い。
さらに季節柄、桜の写真を連続してどうぞ。
桜の花はピンク色に桜っぽく撮れているけれど、ディテールがつぶれていることと、ホワイトバランスが微妙に不安定なところが気になる。
ホワイトバランスについては下の写真も見てほしい。
その場その場の画像でホワイトバランスを決めているようで、緑と黄色が多い構図ではすごく青っぽくなってしまう。オートホワイトバランスはけっこう強力に合わせてくるタイプで、その分ちょっとした構図の違いが大きな色ズレを生むのだ。
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