2007年上半期、最も売れたケータイは? ドコモ編2007年上半期 携帯販売ランキング(1/3 ページ)

» 2007年08月14日 17時05分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

「SH903i」は25週中18回首位、「FOMAらくらくホンIII」も大ヒット

総合順位 端末名
1 SH903i
2 FOMAらくらくホンIII
3 N903i
4 SH903iTV
5 SO903i
6 P903i
7 D903i
8 SH703i
9 P703iμ
10 N703iμ
この記事は、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国の家電量販店のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています。(2007年上半期)(お詫び:初出時の総合順位がデータ提供社の集計トラブルで2007年上半期ではなく2007年第2四半期のものとなっていたことが判明しました。正しくは上記の通りとなります。関係各社および読者の皆様には深くお詫び申し上げます)

 2007年上半期で最も売れたNTTドコモの端末は「SH903i」だった。

 SH903iはドコモの2006年冬モデルとして、2006年10月24日の番号ポータビリティ開始日前日に発売された端末。ワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応の2.8インチディスプレイとスクエアかつメタリックな回転2軸ボディ、サファイアブルー/オパールホワイト/オニックスブラック/ルビーレッドの4色展開、発色の鮮やかさを向上させる6色カラーフィルタや輪郭をはっきりさせるSV(Super Vivid)エンジンといった高画質化のための技術、AF付きの320万画素カメラなどが特徴だ。

 (ドコモ向け端末としては)多色展開や金属調で上質感を演出するデザイン、動画再生にも適する高画質化回路など、2007年上半期の携帯におけるトレンドの多くを備えていた。それがユーザーの評価を得て、そのまま販売数につながった。

 2007年上半期のSH903iは全25週で4位以内にランクインし、うち18回首位を獲得。5月25日に発売した同社製の次期モデル「SH904i」(2007年夏モデル)やワンセグ搭載の「SH903iTV」(2月28日発売)の発売直後、そして商戦期の狭間に「FOMAらくらくホンIII」など一部の機種に抜かれた以外は首位を維持した。なお本機は、2カ月ほどの集計期間だったにも関わらず、2006年下半期のランキングでも、903iシリーズで唯一、3位に入っている。

photo 「SH903i」(シャープ製)

photo 「FOMAらくらくホンIII」(富士通製)

 2位は富士通製のユニバーサルデザイン端末「FOMAらくらくホンIII」(2006年9月1日発売)がランクインした。

 FOMAらくらくホンIIIは「あんしん、かんたん、おまかせ」をコンセプトに、ワンタッチダイヤルボタンや大きく押しやすいダイヤルキー、「かな漢字詳細読み上げ」機能、「拡大鏡」機能、ワンタッチアラーム機能、ノイズキャンセリングやダブルマイク、はっきりボイス/ゆっくりボイスといった通話のしやすさを工夫した機能を搭載し、携帯初心者やシニアユーザーに向けたらくらくホンシリーズとして登場。スクエアでスリムな高級感のあるデザインを採用し、130万画素カメラや外部メモリスロットを搭載することで“通話だけできればいい”わけではないユーザーにも訴求。大ヒット端末に成長した。

 本機は、SH903iと同じく上半期の全週で4位以内にランクインし、5回首位を獲得。特に1月の第3週と4週、そして5月の第1週から3週で連続で首位を獲得する動きを見せ、主力の90xiシリーズや70xiシリーズの売れ行きが落ちる商戦期の狭間にドコモ端末を牽引した。

 なお、らくらくホンシリーズはこの上半期に、持つ人に“優しさ”を与え、基本機能の使いやすさを改めて原点に戻って徹底追求した「らくらくホン ベーシック」も4月に発売し、ラインアップを拡充。8月17日にはFOMAらくらくホンIIIの特徴を引き継ぎ、新たにGPS機能を搭載した次期モデル「らくらくホンIV」も登場する。


photo 「N903i」(NEC製)

 3位は、NEC製の「N903i」が入った。

 N903iは、VGA+(480×690ピクセル)表示対応の高解像度ディスプレイを搭載するハイエンド端末。最大5ページまでのタブ表示に対応するドキュメントビューアやフルブラウザ、GSナビ画面などを高解像度で表示できる。フルブラウザは横向き表示も可能で、PCやPDAのようにPC向けサイトの閲覧も可能になっている。

 そのほか、鮮やかなバーミリオンオレンジ、ジェットブラック、スパークルホワイト、サーフブルーの4色を用意するボディカラーやマウスのように使える操作デバイス「ニューロポインタ」、“ウルトラデジタル手ブレ補正”機能付きの320万画素AFカメラ、おサイフケータイなどの機能も搭載する。

 2007年上半期は全週でTOP10入りを果たし、8回4位を獲得。その結果に派手さはないものの、堅実に売れ行きを伸ばしていった印象だ。


photo 「SH903iTV」(シャープ製)

 4位は、シャープ製のドコモ版“AQUOSケータイ”「SH903iTV」(2007年2月28日発売)が獲得した。

 SH903iTVは、ディスプレイを90度傾けられる“サイクロイド機構”による3インチのワイドディスプレイと、SH903iと同じく6色カラーフィルタやSVエンジンなど、同社の液晶テレビ“AQUOS”で培った高画質化回路を搭載するワンセグ端末。ディスプレイを回転させるだけでワンセグを起動でき、全画面視聴のほかに“マルチウィンドウ”モードでメールやスケジュールなどを確認できる機能や200万画素カメラ、おサイフケータイ、テレビ音声などを送信できるFMトランスミッター機能などを搭載する。

 本機は3月第1週に初登場で首位を獲得。2006年の冬モデルとして10月12日に発表され、約4カ月半後にようやく登場することになったことで“待ち”だったユーザーも多かった。以来、6月末まで17週連続でランクインし、8月現在もランキングに留まっている。販売台数は2007年7月以前に製造されたもので約59万台(8月の不具合判明時の数値)。

 お詫び:初出時の総合順位が、データ提供社の集計トラブルで2007年上半期ではなく2007年第2四半期のものとなっていたことが判明しました。正しい結果に修正するとともに、順位記述部分など一部内容も修正・追記しました。関係各社および読者の皆様には深くお詫び申し上げます。
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