2007年上半期、最も売れたケータイは? ドコモ編2007年上半期 携帯販売ランキング(2/3 ページ)

» 2007年08月14日 17時05分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

903iシリーズは堅調にランクイン──703iシリーズは一部機種以外、思うように伸びず

 2006年の冬モデル「903i」シリーズ(2006年10月発表)はこのほか、5位にソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「SO903i」、6位にパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P903i」、7位に三菱電機製の「D903i」が入った。

 昨年2006年の上半期は2005年冬モデルの「902i」シリーズが上位を占めるとともに、2005年夏モデルの「901iS」シリーズもいくつかランクインしたが、今年は2006年夏モデルの「902iS」シリーズが1機種もない。「旧機種の在庫をなるべく残さず、早期に売り切る販売戦略」とともに、売れ筋の変化が早まる傾向を改めて感じさせる結果になった。

photo 2006年冬モデルの「903i」シリーズ。左から「D903i」(三菱電機製)、「F903i」(富士通製)、「N903i」(NEC製)、「P903i」(パナソニック モバイル製)、「SH903i」(シャープ製)、「SO903i」(ソニー・エリクソン製)

 2007年の春モデル「703i」シリーズ(2007年1月発表)は、8位に「SH703i」、9位に「P703iμ」、10位にNEC製の「N703iμ」の3機種がランクインした。

 最近のトレンドの1つに「薄型」がある。2007年は厚さ10ミリ台の薄型端末が非常に増えた。中でもP703iμとN703iμは“3G端末世界最薄”を謳う厚さ11.4ミリを実現し、その極薄ボディの魅力がヒットの大きな要因になった。

photo 2007年春モデルの「703i」シリーズ。左上から「D703i」(三菱電機製)、「F703i」(富士通製)、「N703iD」(NEC製)、「P703i」(パナソニック モバイル製)、左下から「SH703i」(シャープ製)、「SP703i」(ソニー・エリクソン製)、「N703iμ」(NEC製)、「P703iμ」(パナソニック モバイル製)

ワンセグ端末、ランクインは1機種のみ──“種類が少なく発売も遅れがち、他キャリアよりやや高価”の点がブレーキに

 ドコモは上半期の2007年6月末まで、上半期4位のSH903iTVのほかにパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P903iTV」、三菱電機製の「D903iTV」(以上、2006年冬モデル)、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「SO903iTV」(2007年1月発表、6月発売)、富士通製の「F904i」(2007年夏モデル/6月1日発売)と、5機種のワンセグ搭載端末を発売した。

photo ワンセグ搭載の「D903iTV」(三菱電機製)、「P903iTV」(パナソニック モバイル製)、「SH903iTV」(シャープ製)、「SO903iTV」(ソニー・エリクソン製)と、HSDPA対応の「F903iX HIGH-SPEED」、「P903iX HIGH-SPEED」

 このうちランクインしたのはSH903iTVの1機種のみ。2006年秋冬モデルで大量にワンセグ端末を用意したauや初の“AQUOSケータイ”を投入し、ワンセグ携帯のトレンドを築いたソフトバンクモバイル(当時ボーダフォン)と比べると、ドコモはその出足の鈍さが目立った。(2006年10月の番号ポータビリティ開始という重要な時期を前に、発表しないよりはマシだが)夏モデル、冬モデルというように数カ月のサイクルで新機種を投入する現状、発表から数カ月後の発売ではユーザーの熱も冷めてしまう。

photo ワンセグ搭載の「F904i」(2007年夏モデル/6月1日発売)

 また、新規価格もほかの903iシリーズや他キャリアのワンセグ端末よりやや高めだったことも敬遠する理由の1つになったと思われる。全キャリアの端末を見て比べられる量販店の携帯コーナーではこの差がより際だっていた。

 幸い、上記5機種のうち5月発表、6月発売の2007年夏モデル F904iは例外で、発売以来ランキングの上位に位置し、好調の様子。2007年の下半期ランキングでも上位に来ると予想される(そのほか、シャープ製の「SH704i」、三菱電機製の「D704i」も投入)。また、ドコモの中村社長は2007年の冬商戦向けモデルで「ワンセグ、HSDPA、国際ローミング(3G/GSM)」を全機種に標準搭載することを示唆している。

 お詫び:初出時の総合順位が、データ提供社の集計トラブルで2007年上半期ではなく2007年第2四半期のものとなっていたことが判明しました。正しい結果に修正するとともに、順位記述部分など一部内容も修正・追記しました。関係各社および読者の皆様には深くお詫び申し上げます。

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