作品名 | パーフェクト・ストレンジャー(PERFECT STRANGER) |
監督 | ジェームズ・フォーリー |
制作年・製作国 | 2007年アメリカ作品 |
今回ご紹介する作品は、ラスト7分11秒で衝撃が走ると話題の『パーフェクト・ストレンジャー』。親友を殺された新聞記者が、容疑者に自ら近づいていくサスペンスです。以下、内容に触れますので、これから見る予定の方はご注意下さい。
ロウィーナ(ハル・ベリー)はニューヨークの新聞社に勤める記者。これまで数々のスクープを、仕事仲間のマイルズ(ジョヴァンニ・リビシ)と手に入れてきました。しかし、今回掴んだネタは大物政治家のスキャンダルで、即、圧力がかかり、記事は揉み消されてしまいました。怒りにふるえたロウィーナは、上司にくってかかり、数週間の停職を言い渡されてしまいます。
その帰り道、ロウィーナの前に親友のグレースが現われます。グレースは、ロウィーナに書いてほしい記事があるというのです。それは自分の交際相手ハリソン・ヒル(ブルース・ウィリス)のこと。
ロウィーナは疑いながら、グレースの話を聞きます。ハリソン・ヒルは巨大広告代理店の社長で、誰もが知っているセレブリティ。そんなハリソン・ヒルとグレースが知り合うわけがないと……。しかし、グレースは、ハリソンとネットのチャットルームで出会い、すぐに深い仲になったというのです。ハリソンにだんだん疎まれるようになり、グレースは恨みを抱いていたのでした。
グレースの言葉を気にかけつつも、ロウィーナは曖昧な返事に留めておきました。そして数週間後、グレースは死体となって発見されました。検死の結果は毒殺。ロウィーナは真っ先に、ハリソンを疑います。
ハリソンと接触できるように、マイルズに連絡を入れたロウィーナ。マイルズはコンピュータのスペシャリストで、グレースがハリソンとやり取りしていたメールを盗むことなんて朝飯前。
「彼女のメールを調べたよ。読んだら驚くよ」
マイルズは、すぐにロウィーナの携帯に折り返してきました。
「全部読みたいわ」
グレースの言った通り、妻のいるハリソンとは不倫関係だったよう。さらに詳しく調べるため、ロウィーナはマイルズに偽名と経歴を作成してもらうことにします。
「彼の部下にして」
こうして、マイルズが作り出した完璧な別人、キャロラインとなってハリソンの会社の派遣社員となったロウィーナ。かなりのプレイボーイのハリソンは美人派遣のロウィーナにさっそく目を付けて、食事に連れ出そうとします。
恋人はいるかと聞かれて、ロウィーナはチャットルームで探しているとカマをかけますが、ハリソンは軽く受け流すだけ。ハリソンの口を割らせようと、ロウィーナは色仕掛けで迫ります。レストランでかなりいいムードになった時、ロウィーナは化粧室へと席を立ちます。
一人残されたハリソンの耳に響いたのは、携帯電話の着信音。ロウィーナが忘れていった携帯を、ハリソンは開けて見てしまいます。そこに届いていたメールにハリソンは驚愕。キャロラインに成りすましていたロウィーナの運命は? そしてハリソンはグレースを殺した犯人なのか? 次々と怪しい人物が現れ、目が離せない作品です。
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