携帯電話向けLinux推進団体のLiMo Foundationは3月31日、Linuxをベースとした携帯電話向けプラットフォームの最初のバージョンとなる「LiMo Platform Release 1」をリリースした。同団体によれば、年内には同プラットフォームに基づいた試作品が発表される予定という。
また次のバージョンとなる「Release 2」の開発も現在進行中であり、今年後半には完成する見通し。
LiMo PlatformのAPIも同団体のWebサイトで無料公開した。CまたはC++でミドルウェアコンポーネントを開発できる。ネイティブSDK(ソフトウェア開発キット)およびWebKitとJava向けSDKも、今年後半にリリースされる予定という。
また同日、半導体メーカーとしては初めて、米Texas InstrumentsがLiMo Foundationのコアメンバーとしての参加を表明した。
LiMo Platformはコミュニティーベースの開発手法の利点と携帯電話業界内の優れた開発手法との融合を目指して設立された非営利組織。Motorola、NEC、NTTドコモ、パナソニックモバイルコミュニケーションズ、Samsung Electronics、Vodafoneなどが参加している。
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