写真で解説する「SH906i」(1/2 ページ)

» 2008年05月28日 18時02分 公開
[園部修,ITmedia]
Photo 回転2軸ボディの「SH906i」

 ドコモのシャープ製ハイエンドFOMA端末「SH906i」は、回転軸がボディ側に位置する“逆ヒンジ”の回転2軸ボディに、直感的な操作を実現するタッチパネルディスプレイと、光TOUCH CRUISERという新しいデバイスを搭載し、ユーザーの使い勝手のよさをさらに追求したモデルだ。

 ボディカラーはBlue、White、Pink、Blackの4色だが、よく見ると背面(上ケース)側に濃い色、底面(下ケース)側に淡い色を配するツートンカラーとなっている。

PhotoPhotoPhoto ボディカラーはWhite、Pink、Black、Blueの4色展開。背面に濃い色、底面に淡い色を配し、軽快なイメージに仕上げている

 外観上の特徴としては、まず一般的な回転2軸型のモデルとはヒンジの位置が異なることが挙げられる。SH906iは、回転軸をボディの下ケース側(ダイヤルキー側)に持っており、端末を開くと上ケース側(ディスプレイ側)全体が下ケースの上部を回り込んでいくのが特徴だ。この構造の利点は、背面をフラットにできること。タッチパネルディスプレイを搭載するSH906iでは、タッチパネルを表にしたとき、表面に余計な出っ張りができないように配慮したのだろう。

 SH906iの閉じた状態での外形寸法は49(幅)×112(長さ)×18.6(高さ)ミリと特に大きいという印象はないが、端末を開くとこの逆ヒンジ構造と比較的余裕のあるキーレイアウトのせいかかなり大柄に見える。

PhotoPhotoPhoto ディスプレイ部分(上ケース)は、下ケースを回り込むように開く。

 ボディの右側面にはワンセグのホイップアンテナと[プッシュトーク]キーを兼ねたシャッターキー、左側面には外部接続端子、充電用端子、microSDスロットを備える。microSDはSDHC対応で、最大8Gバイトまで動作を検証済み。なおイヤフォン端子は搭載しておらず、イヤフォンを接続する場合は外部接続端子にアダプターを装着する必要がある。タッチパネルディスプレイを備えることもあって、側面のキー類は必要最小限の構成だ。

PhotoPhotoPhoto ボディの右側面にワンセグのアンテナと[プッシュトーク/シャッター]キー、左側面に外部接続端子、充電端子、microSDスロットを用意
PhotoPhoto ヒンジ部と底面には何も用意されておらず、外観はシンプルだ

 ディスプレイはフルワイドVGA(480×854ピクセル)表示に対応した3インチのNewモバイルASV液晶だ。タッチパネルを搭載するため、保護パネルとディスプレイ本体を密着させ、反射を抑える「リフレクトバリアパネル」にはなっていないものの、屋内/屋外どちらでも美しい表示が可能な6色カラーフィルタを備える。高画質化エンジン「SVエンジン+」も搭載しており、ワンセグやiモーションのような映像を美しく再生可能だ。

 タッチパネルは、常にアクティブになっているのではなく、必要なときだけ使える仕様。端末を開いた状態ではテレビ電話中と手書き認証時以外は使えず、ディスプレイを表にして折りたたんだときに、専用の「タッチメニュー」が起動してタッチ操作が可能になる。タッチメニューは、水滴をモチーフにした“触ってみたくなる”デザインで、横画面と大きめのアイコンを組み合わせた独自のユーザーインタフェースを採用している。

Photo ディスプレイを表にして折りたたむと、タッチパネルを使った操作に最適化された専用の「タッチメニュー」が起動する

 シャープ端末としては久しぶりに、のぞき見を防止する「ベールビュー」を搭載している点も特筆に値する。従来のベールビューは、左右2方向からの視線をブロックするものだったが、SH906iに搭載されているのは4方向からののぞき見を防ぐ新しいベールビューだ。画面全体のコントラストを下げる「プライベートフィルター」とは異なり、正面から見たときの視認性は、若干コントラストが下がるものの、それほど違和感はない。

 ベールビューは、待受画面以外の画面を表示しているときに[カメラ]キーを長押しすると表示できる。待受に戻ったときだけ一時的にベールビューを解除する設定が用意されているので、操作をしているときだけベールビューを表示できる。画面に表示するパターンは、写真のドコモダケのほか、ハート、もみじ、駐車禁止、メッシュ、肉球、メッシュ(アニメ)、肉球(アニメ)と多数のパターンが用意されており、好みに合わせて選択できる。

PhotoPhotoPhotoPhoto 上下左右の4方向からののぞき見を防止するベールビューを搭載した。正面から見たときのコントラストも若干下がるが、さほど違和感はない。表示パターンは8種類の中から選べる

 新たに光センサーを採用した「光TOUCH CRUISER」は、従来機種の静電容量方式のタッチパッドと比べて、決定キーに指を置いたままカーソル操作ができるためさらに使い勝手が向上している。カーソルの移動速度と、カーソルを画面の橋に移動したときのスクロール速度は、初期設定の「普通」のほかに、「速い」「ゆっくり」にも変更できる。

 カメラが5.2MピクセルのCMOSタイプに強化されたのもポイントだ。画角は35mmカメラ換算で29mm相当と、一般的なカメラより広角のレンズを搭載している。オートフォーカス(AF)に対応するのはもちろん、人物の顔を認識して、顔にピントを合わせる顔検出機能も備え、スナップ写真などの撮影時に威力を発揮する。最大5人分の顔を認識でき、複数の顔を認識した場合は、タッチパネルでどの顔にピントを合わせるかを選べる。縦、横、前後の6方向のブレを補正する6軸手ブレ補正や、被写体ブレを補正する機能も用意した。一部で不満の声があった、暗所での撮影にもしっかり対応するため、撮影補助用LEDも搭載している。

PhotoPhotoPhoto 新搭載の光学センサーを用いた光TOUCH CRUISERは決定キーに搭載している。十字キーや決定キーを操作する際の自然な指の位置でカーソル操作が可能だ。ダイヤルキーは打ちやすいように段差を設けたキーを継承している。カメラは5.2Mピクセルに強化し、撮影補助用ライトも搭載した
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