微弱電波でワンセグ端末にコンテンツ配信――富士通の「スポットキャスト」

» 2008年08月06日 23時11分 公開
[ITmedia]
Photo スポットキャストの利用イメージ

 富士通は8月6日、微弱電波を利用したワンセグコンテンツ配信システム「スポットキャスト」を発売すると発表した。

 スポットキャストは、店頭や店舗内のショーケース、展示品などの前にいる顧客に対し、微弱電波を利用して商品説明やクーポン発行サイト情報などのコンテンツをワンセグ対応端末に配信するシステム。微弱電波を利用しているため、電波を扱うための免許を必要とせず、短期間での導入が可能だ。視聴可能な距離は数センチから2メートル程度で、目安は約50センチとしている。

 スポットキャスト送信機をネットワークでPCとつなぐことで、Webブラウザからのコンテンツ運用や管理も可能。富士通では、スポットキャスト送信機向けワンセグ配信ファイルをガイドラインに準拠した形式で作成するサービスも提供する。

 今後は同社のネットワークサービス“FENICS II”を活用し、ワンセグコンテンツの配信やデジタルサイネージの構築から運用に関わる映像関連サービスを順次提供する予定だ。

 販売価格は、スポットキャスト送信機「SC-U100M5」が29万8000円、スポットキャスト用ワンセグ配信ファイル作成サービスが7万5000円。

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