第7回 瞬時に記録できる「ケータイカメラ」はメモツールとしても優秀:今すぐ使えるケータイレシピ

» 2008年12月09日 21時49分 公開
[田中聡,ITmedia]

 第5回ではメモ帳とメール、第6回ではボイスレコーダーをメモに役立つ機能として紹介した。今回は第4のメモツールとして、「カメラ」に着目する。電車やバスの時刻表、ゴミ収集の予定、街角で見かけた看板やショップの名前など、撮影するだけでメモを取れるものは多いので、カメラを活用すれば、より効率よくメモを記録できるというわけだ。

大きなサイズで撮影して小さい文字を確認

 カメラのメリットは、撮影をするだけで瞬時にメモを記録できること。メモ帳とメールは文字を入力する必要があり、ボイスレコーダーは声を録音する必要があるが、カメラはシャッターを切るだけで必要な情報を得られる。

 メモ代わりに撮影するときに留意したいのが“サイズ”だ。看板や電光掲示板など、比較的大きな被写体なら待受サイズで撮影しても問題ないが、時刻表や地図など、細かい文字やイラストを撮影する場合、待受サイズだと細かい部分がつぶれて読めない場合が多い。時刻表など細かい文字が広範囲にあるものなら、2〜3Mピクセル程度のサイズにしたい。そうすれば、撮影した画像を拡大表示して小さい文字なども確認できる。

 PCのほうが画面が大きく見やすいが、ケータイでも画像を拡大表示できる機種は多く、画像の表示画面から拡大/縮小ができる機種もある。

photophoto ケータイ画面で全体を表示しても細部の文字が読めないが、拡大するとしっかり読める

AF対応機種でも至近距離からは「接写」を使う

 時刻表や雑誌の記事など、至近距離から撮影する際は接写モードを利用したい。最近のケータイの多くはAF(オートフォーカス)付きで、接写をするときもAFに頼りがちだが、数センチの至近距離だとピントが合わないこともある。

 AFに対応していない機種は、レンズ付近に接写スイッチを備えるものがほとんど。このスイッチを切り替えれば接写できる。接写なら数センチまで寄って撮影できるが、ピントを合わせられる距離は機種によって異なるので注意したい。AF対応機種でもいきなりシャッターを切らず、ピントが合うかどうか、フォーカスロックをして確認するとよいだろう。

 また、撮影シーンの設定に文字モードを用意している機種もある。印刷物の文字を強調して写せるので、接写モードと組み合わせて活用したい。

photophotophoto カメラ起動中に、サイドキーの半押しや発話キー、十字キーを押すことでフォーカスロックできる機種が多い。ピントが合うと、フォーカスロックのマークが緑色に変わる(写真=左)。5センチ程度の距離から撮影。中央の写真が接写モード、右の写真が通常モードで撮影したもの
photo AF非対応の機種は、接写モードを示す花のマークにスイッチを合わせて接写する
photophotophotophoto SH-01AはAFモードを、ドコモの「N905i」は撮影モードを、ソフトバンクモバイルの「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」はフォーカス設定を「接写」にする。SH-01Aはシーン別撮影で「文字」を設定できる

メモ画像を自分あてにメールする

 カメラでメモ用の画像を撮影しても、データフォルダに保存したままでは、ほかの写真が混在して探し出すのに時間がかかる。メモ画像を素早く確認するには、データフォルダにメモ用のフォルダを作成して画像を移動するといった方法があるが、画像を保存するたびに操作するのは面倒だ。撮影した画像の保存フォルダを指定できる機種もあるが、メモ用の撮影とそのほかの撮影で保存フォルダをその都度変更するのも手間がかかるし、違うフォルダへうっかり保存してしまうこともある。

 そこで活用したいのが、第5回でも説明した「自分あてのメール送信」だ。撮影直後にメモ画像を自分のメールアドレスに送信して(受信メールを)フォルダ振り分けすれば、メモ画像のメールだけを一覧できる。このメールフォルダを開けば添付画像も見られるので、データフォルダにアクセスするよりも素早く画像を確認できる。ケータイだけでなく、より大きなディスプレイでチェックできるPCへ添付メールを送ってもよいだろう。

 メールはドコモ端末が最大2Mバイト、au端末は一部の最新機種は最大2Mバイト、それ以前の機種は最大500Kバイト、ソフトバンクモバイル端末は最大300Kバイトのファイルを添付して送信できる。ソフトバンクモバイルの300Kバイトは少々心もとないが、メール送信容量を超えた画像は送信時にリサイズできる機種が多いので、(その機種なら)別途データフォルダから画像を呼び出して作業する必要はない。

 もちろん、送受信するデータ量が大きいほどパケット通信料もかさむので、添付メールを多用するなら、パケット定額サービスや割引サービスに加入しておきたい。

photophotophoto 撮影直後にソフトキーやサブメニューなどから画像をメール添付できる(写真=左)。ドコモのSH-01Aは、2Mバイト以上の画像をメール添付すると、自動でリサイズしてくれる(写真=中)。受信メール一覧からも画像を確認できる(写真=右)

究極の備忘録は「メモ画像の待受設定」?

photo メモ内容を実行するまでの“期間限定待受”と考えれば十分活用できる……かもしれない

 カメラ付きケータイならほぼ全機種で備忘録として利用できるのが、「メモ画像の待受設定」だ。これだけで説明不要と思われるが、メモ用に撮影した画像を待受画面に設定するという方法だ。

 例えば、12月12日(金)までに経費の精算をしなければならないとき、「12/12(金)までに経費精算」などと書いたメモをケータイで撮影し、この写真を待受画面に設定すればよい。かなり原始的な方法ではあるし、待受画像としての見栄えはあまりよくない(かなり悪い?)が、備忘録としての効果は期待できそうだ。


今週のレシピ
2〜3Mピクセル程度のサイズで撮影 接写 自分あてに画像をメール送信 メモ画像の待受設定
対応機種 ほぼすべての現行機種 ほぼすべての現行機種 ほぼすべての現行機種 ほぼすべての現行機種
起動/設定時間 約30秒 約1分 約3分 約2分
料金 0円 0円 メール送受信料 0円
お役立ち度 ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆
簡単操作度 ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆
自慢度 ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★☆☆☆

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