いずれもハイレベルなカメラ機能――ドコモの12Mカメラケータイ撮り比べ荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2010年01月05日 15時17分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

ドコモ 12Mモデル3機種そろい踏み

 今回、各キャリアから12Mカメラを搭載した端末がずらっと登場した。おそろしいことである。12Mといったら、今のデジカメの主流と同じ。デジタル一眼レフも一般向けの主力モデルはおおむね12Mだし、コンパクトのハイエンドモデルではあえて10Mに落としてるモデルすらある中で、12Mである。

photophotophoto 左から、N-02B、SH-01B、F-01B

 とりあえず今回は、NTTドコモの2009年冬モデルの中から、12Mカメラを搭載したPRIMEシリーズ3モデル「SH-01B」「F-01B」「N-02B」を比べてみた。できるだけ条件を合わせて撮り比べたので、作例では各モデルの独自機能について細かく触れていないけれども、ご勘弁を。

 で、3モデルを見比べてみると、共通点・共通機能がけっこうあって面白い。

この3モデルを見るとトレンドが分かる……か?

 早速だが、シャープのSH-01B、富士通のF-01B、NECのN-02Bの共通点をざっくり挙げる。

  • ディスプレイは2軸ヒンジの反転式
  • タッチパネルを搭載
  • ディスプレイサイズは3.2〜3.4インチと大画面
  • 撮影方向を検出する機能を搭載している
  • 28mm相当の広角レンズを搭載している
  • 顔検出機能を持っている
  • 笑顔検出自動撮影機能を持っている
  • 自動シーン認識機能を持っている

 上半分の特徴はケータイならではの発想だ。ケータイをデジカメスタイルで使うにはディスプレイを反転させるのが一番いい。ただ、そうするとダイヤルキーや十字キーが使えなくなるので操作性が落ちる。かといってサイドキーだけではシャッターボタン以外の操作がしづらい。だからタッチパネルでフォローする。タッチパネルは画面上に見えているアイコンにそのまま触れればよいので、操作を分かりやすくシンプルにでき、多少複雑な機能も搭載できる――というわけだ。

 下半分の特徴はデジカメ界のトレンドをそのまま持ち込んだものだ。今のコンパクトデジカメは広角系ズームが主流で、顔検出は当たり前で、自動シーン認識が一番のトレンドである。今回の3モデルは、そうしたデジカメ界のトレンドをきれいに受け継いでいる。というより、SHが一足先にそれらを取込み、今回、NとFが追いついたといった感がある。

 うれしいのは3モデルとも撮影時のカメラの向きを検出してくれること。デジカメスタイルにしたとき(“ビューワーポジション”などモデルによって呼び方が違うのだが、ここでは「デジカメスタイル」で統一する)、縦位置で撮影すれば縦の、横位置で撮影すれば横の画像として記録してくれる。

 ケータイで撮った写真をそのままブログなどにアップするとき、この機能があるとないとでは全然違うのだ。今でも90度傾いた写真がSNSやブログにアップされてることがあるけど、それが「けっこう」防げる。

 そういう意味では、3モデルのどれもが高い水準で争っているといっていい。残るポイントは、動作の快適さ、プラスαの機能、そして画質がどうであるかだ。

photo SH-01Bの側面には大きなシャッターボタンがひとつだけ。半押しでのAFロックも可能でカメラに慣れた人はこちらの方が使いやすいだろう。
photo 画面の左右にある大きなアイコンがボタン。縦横検出をロックする機能が表にあるところがなかなか憎い。右下の「笑顔」はここをタップすると「笑顔フォーカスシャッター」になりますという意味。現在のモードを表しているのは画面下の小さなアイコンだ

photo F-01Bの側面。サイドキーはあるが、カメラモード用のシャッターボタンは通常の場所にはない。画面上の撮影ボタンをタップするのが基本的に使いやすいだろう
photo デジカメスタイルの撮影時。顔を検出すると緑の枠が出て、そこにスマイル度が何パーセントかを表示してくれるのがFの面白さだ。右下の5つのボタンのレイアウトとデザインはもうちょっと考えた方がよいと思う

photo N-02Bの側面。デジカメスタイル時は上面にくる四角いシャッターボタンが使える。半押しもできて押しやすい
photo デジカメスタイルの撮影時の画面。右に3つ、左に2つある大きなアイコンがタッチ操作に対応する。左下の各種アイコンも直接タッチして設定を変更できたらもっとよかったのに。AFモードは押すたびにくるくると切り替わる。「機能」の下にあるボタンですぐビューアが起動するのは便利

快適に使えるのはどれ!?

 では、カメラの起動から違いをみていこう。

 SHとNはデジカメスタイルにすると自動的にカメラが起動するように設定できる。3機種ともデジカメスタイル専用のメニューが用意されており、そこからカメラをタップして起動することも可能だ。でも、カメラをよく使う人なら自動起動の方が便利だし速い。

 カメラが起動したらピントを合わせて撮影する。NとSHは半押しでオートフォーカス(AF)が可能なシャッターボタンがサイドに用意されているので、カメラに慣れている人ならそれをさっと押せばOK。もちろん、3モデルとも画面上の撮影ボタンを押して撮影することもできる。また、触った所にピントを合わせる機能がそれぞれ用意されているほか、動く被写体にピントを合わせる追尾AF機能もあるなど充実している。

 撮影した後の保存時間もケータイカメラでは重要なポイントだ。自動保存はオフにし、12Mの高画質写真をmicroSDに保存する設定で測ってみた。

  • Fは撮影してから保存画面まで約6.5秒で、保存自体は3秒
  • Nはその逆で、撮影から保存画面までは3.5秒だったが、保存自体は6.5秒
  • SHは撮影から保存画面まで3.5秒で、保存自体は2秒

 普通に比べると、SHが断トツに速い。

 だがしかし、Nには秘密兵器があった。クイックショットモードである。このモードにすると撮影間隔が“デジカメ並に超高速”になり、撮影したら約1.5秒で次の写真を撮れる。もちろんバックグラウンドで自動保存してるのである。撮影後の画像も画面右下に小さく表示されてフェードアウトするので撮影画像確認もなんとかできる。これは超快適だ。

 ただ、クイックショットを選択するとシーンモード選択ができないし、タッチパネルの撮影ボタンを押した時のオートフォーカスが省略されてしまう。それでも、常用したくなるほど快適だ。これは素晴らしい。

 よって、もっとも撮影が快適なのはN。続いてSHとなろう。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月26日 更新
  1. 「0.2秒で冷却」をうたうペルチェ素子搭載の腰掛けファン Amazonで53%オフ (2026年07月24日)
  2. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  3. 330円で手に入る「足元灯」「非常灯」 充電式になって利便性向上 (2026年07月25日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. 従来の健康保険証は7月31日で利用不可に 8月1日以降は「マイナ保険証」の利用を (2026年07月24日)
  6. サムスンが「Galaxy Z Fold8」で横長折りたたみを投入する理由 AIの進化にもマッチ、“iPhone包囲網”も万全か (2026年07月25日)
  7. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  8. モトローラから新しいミドルレンジスマホ「moto g37」シリーズ登場 ソフトバンク、楽天モバイル、ドコモも取り扱い (2026年07月24日)
  9. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー