コンパクトモデルのXperia XZ2 Compactは、基本的にXperia XZ2と同じデザインや形状を採用している。その影響で、XZ2 CompactもXperia XZ1 Compactと比べて厚く、重くなっている。厚さはXZ1 Compactの約9.3mmから約12.1mmに、重さはXZ1 Compactの約143gから約168gとなった。背面の素材にはポリカーボネートを採用している。
画面サイズはXperia XZ1 Compactの4.6型から5.0型に大きくなったが、アスペクト比が16:9から18:9になったことで、幅は約65mmをキープしている。ちなみに4.9型の「AQUOS R compact」は幅約66mm。
XperiaのCompactシリーズは、これまで一貫してHD解像度のディスプレイを搭載してきたが、Xperia XZ2 Compactではついにこれを超えるフルHD+になった。写真や映像をよく見る人はうれしい進化だ。
メインメモリ4GBは据え置きだが、内蔵ストレージはXperia XZ1 Compactの32GBから64GBに、プロセッサはXZ1 CompactのSnapdragon 835から845にアップした。
アウトカメラとインカメラはXperia XZ2と同じ。Compactでも、インカメラのスペックダウンが気になる。Xperia XZ1 Compactのインカメラは、120度の超広角レンズをウリにしていたが、XZ2 Compactではこれも省かれている。
Xperia XZ2 Compactでも3.5mmイヤフォンジャックは省かれている。なお、Xperia XZ2で対応するワイヤレス充電とダイナミックバイブレーションシステムは、XZ2 Compactでは対応しない。
機種名 | Xperia XZ2 Compact | Xperia XZ1 Compact | 【参考】Xperia X Compact |
---|---|---|---|
OS | Android 8.0 | Android 8.0 | Android 6.0(バージョンアップで8.0に) |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 845(8コア) | Qualcomm Snapdragon 835(8コア) | Qualcomm Snapdragon 650(6コア) |
メインメモリ | 4GB | 4GB | 3GB |
ストレージ | 64GB | 32GB | 32GB |
外部メモリ | microSDXC(最大400GB) | microSDXC(最大256GB) | microSDXC(最大256GB) |
ディスプレイ | 約5.0型フルHD+ HDR TFT液晶 | 約4.6型HD TFT液晶 | 約4.6型HD TFT液晶 |
解像度 | 1080×2160ピクセル | 720×1280ピクセル | 720×1280ピクセル |
バッテリー容量 | 2870mAh | 2700mAh | 2700mAh |
アウトカメラ | 有効約1920万画素CMOS(メモリ積層型) | 有効約1920万画素CMOS(メモリ積層型) | 有効約2300万画素CMOS |
先読み撮影 | ○(笑顔検出対応) | ○(笑顔検出対応) | − |
スーパースローモーション撮影 | ○(フルHD対応) | ○ | − |
3Dクリエーター | ○(インカメラも対応) | ○ | − |
インカメラ | 有効約500万画素CMOS | 有効約800万画素CMOS | 有効約500万画素CMOS |
焦点距離:23mm | 焦点距離:18mm | 焦点距離:24mm | |
ボディーカラー | ブラック、ホワイトシルバー、モスグリーン、コーラルピンク | ブラック、ホワイトシルバー、ホライズンブルー、トワイライトピンク | ミストブルー、ホワイト、ユニバースブラック、ソフトピンク |
サイズ | 約65(幅)×135(高さ)×12.1(奥行き)mm | 約65(幅)×129(高さ)×9.3(奥行き)mm | 約65(幅)×129(高さ)×9.5(奥行き)mm |
重量 | 約168g | 約143g | 約135g |
防水 | IP65、IP68 | IP65、IP68 | IP65、IP68(国内版) |
指紋センサー | ○(背面) | ○(側面) | ○(側面) |
3.5mmイヤフォンジャック | − | ○ | ○ |
ワイヤレス充電 | − | − | − |
Xperia XZ2とXperia XZ2 Compactどちらも、日本での投入はまだアナウンスされていないが、これまでの傾向を見れば、夏商戦向けモデルとして登場する可能性が高い。「イヤフォンジャック」や「インカメラ」などでマイナス点はあるが、手に優しいデザイン、縦長の大画面で映像や音楽を楽しむこと、アウトカメラの性能を重視する人におすすめできそうだ。
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