パワーとデザイン、合体アクセサリーに興奮! ゲーミングスマホ「ROG Phone」実機レポート(1/2 ページ)

» 2018年06月12日 14時46分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 COMPUTEX TAIPEI 2018で発表されたASUSのゲーミングスマートフォン「ROG Phone」。本機はスマートフォン単体としてのスペックが高いだけではなく、見せることにもこだわったボディーデザインとゲームを楽しくするための周辺機器を豊富に用意しています。高度なゲームプレイをするのはもちろん、スマートフォンとして使っても快適な操作が得られる最強の端末でしょう。

 COMPUTEXのASUSブースの実機には常に来客が途絶えない状況が続いていましたが、実際にこの製品を触ってみると久しぶりにワクワク感が高まり、気が付けば10分以上もゲームを楽しんでしまいました。

ROG Phone ASUSの「ROG Phone」。全く新しい概念のスマートフォンだ

クロックアップした最強CPUを搭載、ゲームのための本体デザイン

 ROG Phoneのスペックは、プロセッサがQualcommのSnapdragon 845で、2.96GHzにクロックアップした限定版を搭載しています。まるでゲーミングPCのように、スマートフォンの世界にもCPUのクロックアップという言葉が聞かれる時代になったわけ。メインメモリは8GBと大容量で、ストレージは128GBまたは512GB。6型のディスプレイはアスペクト比が18:9の1080×2160ピクセル。正面から見ると上下がシンメトリックなデザインで、ディスプレイ上部には最近流行のノッチはありません。これはゲームプレイをするときに本体を横向きにして持つことを考えたからでしょう。

ROG Phone スペックも最強。横持ちしてもおかしくないデザインをしている

 フロント側はおとなしい印象を受けましたが、背面側はゲーミングスマートフォンとしての存在感を大きくアピールした、アグレッシブなデザインになっています。まず目立つのが中央に光るROGのロゴで、色や点滅パターンをカスタマイズできます。その下には「Republic Of Gamers」の文字が見えますが、ASUSというメーカー名の表記はどこにも見当たりません。ROGはASUSとは分離された、ゲーミング専用ブランドだからなのです。

 アウトカメラは1200万画素+800万画素のデュアル構成で、標準+ワイドという組み合わせになっています。その下には指紋認証センサーを備えますが、よく見られる円形や正方形ではなくカメラのデザインに合わせた平行四辺形状になっています。そして右側に2つ見える穴の開いたスリットは放熱のためのもの。

ROG Phone 背面はゲーミングスマートフォンらしく、かなりにぎやかで派手だ

 放熱スリットはフロント側のディスプレイ上下のラインと同系の色合いで、全体をブラックでまとめたROG Phoneに金属の質感を加えてくれます。ゲーミング端末ゆえ放熱対策にぬかりのないROG Phoneですが、このスリットの存在はゲーマーに安心感も与えてくれそうです。このあたりのデザインはROGのPC設計で培ってきたものです。

ROG Phone 放熱スリットが背面のデザインを引き締める

 側面は右側に電源キーとボリュームキーを備えます。分かりにくいですが右側面の上側と下側は超音波によるタッチセンサー「AirTriggers」を内蔵しています。つまりROG Phoneを横向きに持ったときに、人差し指を右側面(横向きの場合は上面)に当てることで、ゲームのコントロールボタンとして操作できるのです。タッチは軽快に反応するので使いやすそうです。

ROG Phone 右側面には上下にタッチセンサーを備える

 左側面には外部拡張用のUSB Type-C端子を2つ備えていて、片側がディスプレイ出力、もう片側が急速充電に対応します。これは横持ちにしてゲームする際、本体下部(ゲームプレイ中は本体右側)にあるType-C端子に充電ケーブルをつないだままでは邪魔になるから。横持ちしたときにケーブルを接続しても長時間のゲームプレイができるよう、ここに端子が備わっているわけです。さらには下部にもタッチセンサーを備えることで、本体を縦持ちしたときに側面左右下部のタッチ操作が可能とのこと。

ROG Phone 左側面。外から見ると1つの端子に見えるが内部は2つのUSB Type-C端子が2つ並ぶ

 ホーム画面は横向き表示にも対応。ゲームプレイに専念するための設定アプリ「Game Center」も横向き表示を強く意識したデザインになっています。「スマートフォンは片手で縦持ちするもの」という概念をROG Phoneは崩したといえます。

ROG Phone 横持ちに適したUI

 実際にゲームをプレイしてみましたが、高速なCPUと画面のリフレッシュレートが90Hzということもあり、かなり快適な操作ができます。筆者のような一般ユーザーでも速度の差が分かるくらい、サクサク、ぬるぬると動いてくれます。これはゲームだけではなく普通のスマートフォンとして使ってもかなり快適でしょう。

ROG Phone ゲームプレイはかなり快適。スペックの高さを実感できる

 ゲーミングスマートフォンといえば、2017年に登場したRazerの「Razer Phone」が市場を初めて開拓しました。Snapdragon 835、8GBメモリに64GBストレージ、5.7型 1440×2560ピクセルディスプレイなど2017年冬登場モデルとしては最強スペックを誇りました。本体サイズはRazer Phoneが77.7(幅)×158.5(高さ)×8(奥行き)mm、ROG Phoneが76.2(幅)×158.5(高さ)×8.6(奥行き)mmで両者ほぼ同じですが、18:9のディスプレイのROG Phoneの方が「全画面感」は高いと感じられます。

ROG Phone 手持ちのためRazer Phoneがやや手前になってしまったが、両者のサイズはあまり変わらない
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