ASUS、“切り欠き”狭額縁でAI搭載の「ZenFone 5Z」他3モデル発表Mobile World Congress 2018

» 2018年02月28日 06時39分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 台湾ASUSは2月27日(現地時間)、スペインのバルセロナで開催の「Mobile World Congress 2018」に合わせて開いたイベントで、新フラグシップ端末「ZenFone 5」の3モデルを発表した。

 zen 1 新「ZenFone 5」3モデルを発表するジェリー・シェンCEO

 エントリーモデルの「ZenFone 5 Lite」(北米などでは「ZenFone 5Q」と呼ぶ)は3月、その上位の「ZenFone 5」は4月、最上位モデルの「ZenFone 5Z」は6月からの発売の予定だ。販売価格については、ZenFone 5Zが479ユーロ(約6万円)からとのみ発表された。

 zen 2 「ZenFone 5」(左)と「ZenFone Lite」(右)

 上位機種の「ZenFone 5Z」と「ZenFone 5」は外見は同じで、5.5型相当のボディに6.2型ディスプレイ搭載の狭額縁。アスペクト比は19:9だ。米Appleの「iPhone X」のようにディスプレイ上部にノッチ(切り欠き)がある。ASUSは発表イベントで、「“Fruit Phone X”より26%狭いノッチ」と紹介した。

 zen 2 ZenFone 5と5Zの切り欠きをiPhone Xと比較

 このノッチ部分で顔認証によるロック解除ができるが、背面に指紋認証センサも搭載する。

 ZenFone 5のプロセッサは米Qualcommの「Snapdragon 636」、5Zは「Snapdragon 845」で、5ZはQualcommのAI(人工知能)エンジン「Qualcomm Artificial Intelligence Engine(AIE)」を搭載する。

「ZenFone 5」と「ZenFone 5Z」の主な仕様(プレスリリースより)
機種名 ZenFone 5 ZenFone 5Z
メーカー ASUS 同左
OS Android 8.0 Oreo 同左
プロセッサ Snapdragon 636 Snapdragon 845
メインメモリ 4/6GB 同左
ストレージ 64GB 同左
外部メモリ microSD(最大400GB) 同左
ディスプレイ 約6.2型IPS LCD 同左
解像度 1080×2246ピクセル 同左
バッテリー容量 3300mAh 同左
アウトカメラ 1200万画素と?万画素のデュアル 同左
インカメラ 800万画素 同左
ボディーカラー Midnight BlueとMeteor Silver 同左
サイズ
重量 155g 同左

 なお、発表イベントでは5Zのメモリは8GBもあり、ストレージは64/128/256GBがあるとされていた。

 アウトカメラはソニーの「IMX363」センサー採用の1200万画素と、120度ワイドアングルのセカンドカメラで、シーンに合った設定を自動的に選んだりフィルタを追加するAI機能を使える。

 エントリモデルのZenFone Lite(Q)は、うわさされていた両面デュアルカメラ。アウトカメラは2000万画素と120度ワイドアングルのデュアル、インカメラは1600万画素と120度ワイドアングルのデュアルだ。ディスプレイは6型(2160×1080ピクセル、18:9)でボディサイズは5.5型相当。プロセッサは「Snapdragon 630」、メモリは4GB、ストレージは64GB、バッテリーは3300mAh。

 イベントでは披露されなかったが、バッテリー持続時間がウリの「ZenFone Max」シリーズの新モデル「ZenFone Max M1」も発表された。5.5型でバッテリーは4000mAh、アウトカメラはデュアル。

 zen 4 「ZenFone Max M1」

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