Nothing、音質向上したイヤフォン「Ear (3a)」発売 つまんで録音→スマホで文字起こしの新機能も

» 2026年07月07日 19時30分 公開
[田中聡,ITmedia]
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 Nothingが7月7日、ワイヤレスイヤフォンの新製品「Ear (3a)」を発売した。価格は1万5800円。

Nothing Ear (3a) Nothingのワイヤレスイヤフォン新製品「Ear (3a)」

 Ear (3a)は、若年層をターゲットにしており、カラーはベーシックなブラックとホワイトの他に、イエローとピンクを用意する。先代モデルの「Ear (a)」でもイエローを展開していたが、今回はこれにピンクが加わった形だ。このピンクはスマートフォンの「Phone (4a)」や「Phone (4a) Pro」で採用した桜色に近い色ではなく、より濃い、マゼンタに近い色合いとなっている。

Nothing Ear (3a) 4色を展開する
Nothing Ear (3a) イエロー
Nothing Ear (3a) ピンク

 Ear (a)から継承している透明な充電ケースは、より丸みを帯びた形になり、外寸はほぼ同じながら、手にするとコンパクトに感じるよう工夫した。ケース上には、3段階のドットが点灯する「グリフバー」を導入しており、充電やペアリングなどのステータスを確認できる。

Nothing Ear (3a) 充電やペアリングの際に3段階のLEDが点灯する
Nothing Ear (3a)

 音質の改善にもこだわった。ドライバはEar (a)の11mmから12mmに大きくなり、低域から高域まで、全ての音域を底上げできたという。特に20Hz〜250Hzの低域が大きく改善しており、5db〜7dbほどアップしているという。

 400Hzの低音域から2000Hzの高音域までをカバーする最大45dbのアクティブノイズキャンセリング(ANC)にも対応するため、騒がしい場所での利用にも適している。ノイズキャンセリングのカバー範囲は、先代モデルから17.1%向上したという。

Nothing Ear (3a) Ear (a)(左)よりもケースが丸みを帯びている
Nothing Ear (3a) 新たなドライバを搭載
Nothing Ear (3a) 特に低域のボリュームがアップしている
Nothing Ear (3a) 最大45dbのノイズキャンセリングに対応する

 ペアリングしたスマートフォンから「Nothing X」アプリを利用すると、シンプル設定やカスタムEQ(イコライザー)などを用いて、好みのサウンドに調整できる。

Nothing Ear (3a) 「Nothing X」アプリでイヤフォンの電池残量を確認したり、各種設定を行ってりできる
Nothing Ear (3a)
Nothing Ear (3a) 音質をチューニングできるイコライザーも用意している

 ハイレゾ音源をワイヤレスで再生できるLDACにも対応している。Bluetoothは6.0に対応したことで、バッテリーの持ちや接続性が向上した。

 バッテリーの持ちについては、ANCオフ時にイヤフォン単体で最大10時間、充電ケースとの併用で最大42時間の再生が可能。ANCオンの場合、イヤフォン単体で最大6時間、充電ケースとの併用で最大25時間再生できる。

Nothing Ear (3a) LDACやBluetooth 6.0に対応

 イヤフォン装着時の通話品質にもこだわった。クリアボイステクノロジーにより、3つのマイクを使って雑音を低減する。さらに、2800万通りの騒音シナリオを学習させたことで、AIが実際の環境から騒音のシーンを選択し、適切な処理をかけて音をかき消す。また、外音取り込みの精度も向上したとする。

 Ear (3a)のユニークな特徴といえるのが、「サウンドキャプチャー」機能だ。イヤフォンをつまむと、通話中の音声や、再生している音楽を録音することができる。イヤフォンにはそれぞれ16MBのメモリを内蔵しており、一時的にサウンドが保存される。音楽は1回あたり最大60秒、音声は1回あたり最大2時間を録音可能だ。通話録音を開始する場合は、参加者全員に録音することが知らされる。

【訂正:2026年7月7日20時25分 初出時、メモリの容量に誤りがありました。おわびして訂正いたします。】

Nothing Ear (3a) イヤフォンをつまむだけで音楽や音声をキャプチャーできる

 録音した音声は、Bluetooth経由でスマートフォンに転送して同期され、Nothing Xアプリで文字起こしや要約が行える。文字起こしはPro(最高)、標準(高精度)、標準(高速)の3モードがある。高速かつ高精度のProモードはイヤフォンをアクティベートしてから3カ月までは無料で提供され、月々120分まで利用できる。料金については後日発表される予定だ。

Nothing Ear (3a)
Nothing Ear (3a)
Nothing Ear (3a) 音声ファイルはNothing Xアプリで管理し、文字起こしや要約も行える
Nothing Ear (3a) 文字起こしでは、高精度かつ高速なProモードも利用できる
Nothing Ear (3a) 録音操作のショートカットは、Nothing Xアプリからカスタマイズ可能だ

 自分や相手の音声は、通話アプリや会議用アプリなどでマイクとスピーカーが有効になっているときに録音でき、オフラインでの会議を録音したり、メモ用にボイスメモを残したりといった使い方はできない。音声を録音するには、通常だとスマートフォンからボイスレコーダーアプリを起動する必要があるが、Ear (3a)ならスマホを閉じた状態でも、イヤフォンだけで手軽に録音ができるというわけだ。ワイヤレスイヤフォンでの通話やビデオ会議が多い人には重宝する機能といえる。

 Nothingスマートフォンの場合、音声やテキストなどの各種データを管理できる「Essential Space」に、録音データを共有することもできる。

Nothing Ear (3a) Ear (3a)の主な特徴
Nothing Ear (3a) 6サイズのイヤーチップが付属している。新たにXSサイズのイヤーチップを追加した

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