英Nothing Technologyは9月18日(日本時間)、新型の完全ワイヤレスイヤフォン「Nothing Ear (3)」を発表した。価格は2万5800円。予約は18日から受け付け、25日に発売する。
Ear (3)の大きな特徴は、充電ケースに搭載した独自のデュアルマイクシステムだ。周囲の雑音を最大95デシベルまで低減し、ユーザーの声を相手に明瞭に届けられるという。このシステムは「スーパーマイク」と名付けられ、通話やボイスメモの録音時に活用できる。
完全ワイヤレスイヤフォン本体にも全指向性マイクと、顎の骨の振動を検知するボイスピックアップユニットを搭載。さらにAIを使った環境ノイズキャンセリングを組み合わせ、雑音の混入を抑える。AIは実使用環境を想定したシナリオを基に2000万時間以上の学習を行ったといい、通話時には話者の声をひずみなく明瞭に届ける。
音質面では、航空宇宙分野でも使用されるPMIとTPUを素材に採用し、12mm径の強化ダイナミックドライバーを搭載。低音域は従来モデル比で最大6デシベル、高音域は最大4デシベル向上したとされる。ドライバーの外周に加工を施すことでひずみを抑制し、低音の厚みと高音の明瞭さを両立させた。ボーカルの再現性も改善し、立体感のある音を再生できるとしている。
装着性にも配慮した。耳の形状に基づく多数のスキャンデータを検証し、人間工学に基づいた形状を採用。通気システムで耳内の圧力を逃がし、柔らかいシリコン製イヤーチップで快適な装着感を実現したという。
デザインは、ナノ射出成形によるリサイクルアルミニウム製のケースベースと、透明カバーを組み合わせた構造。ケース内に配置されたスーパーマイクは、落下時の衝撃にも耐えられる設計とした。
サイトと重量は、イヤフォンが21.5(幅)×30.5(高さ)×20.75(厚さ)mm/約5.2g、ケースがが56(幅)×55.5(高さ)×22.25(厚さ)mm/約71.4gとなっている。
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