中国Huaweiは9月30日(現地時間)、新フラッグシップスマートフォン「HUAWEI Mate 90」シリーズを発表した。新OS「HarmonyOS 7」を搭載し、独自開発のプロセッサや耐久性を高めたボディ構造を備える。
ラインアップは「Mate 90」「Mate 90 Pro」「Mate 90 Pro Max」「Mate 90 Pro Max 典蔵版」「Mate 90 RS ULTIMATE DESIGN」の5機種で、中国では10月1日に発売した。中国以外での発売については現時点で明らかにしていない。
全モデルで、Huaweiが「Tauチップ」と呼ぶ独自の「Kirin」シリーズのプロセッサを搭載する。Mate 90 Pro Maxの上位構成とMate 90 RS ULTIMATE DESIGNには、「LogicFolding」技術を導入した同社が「世界初」とするチップ「Kirin 9050 Pro」を、Mate 90 Proには「Kirin 9035」を採用した。
ボディには「全崑崙玄武アーキテクチャ」を採用した(崑崙は中国古代の伝説上の山岳の名称)。本体のガラスにはすべて同社の強化ガラス「崑崙ガラス」を使い、カメラレンズ部分には新たに「光学崑崙ガラス」を採用。これに「玄武」と呼ぶボディ構造や高耐久素材「錦繊」を組み合わせて耐衝撃性を高めた。
同社によると、Mate 80 Proと比べて本体の耐落下性能は50%、レンズは20倍向上したという。防水・防塵性能は、水深6mで30分間の耐水性能を持つIP68と、高温・高圧の噴流水に耐えるIP69に対応する。ディスプレイは第2世代の「霊瓏屏」で、ピーク輝度は1万2000ニト。直射日光下でも見やすいとしている。
カメラは、色を忠実に再現する「第3世代紅楓原色カメラ」と、撮影時に構図や集合写真のポーズを提案するAI機能「XMAGE智拍」を備える。Mate 90 Pro Maxは、大型センサーを採用した2億画素の望遠カメラや、18EVのダイナミックレンジに対応するメインカメラを搭載する。別売の外付けカメラモジュール「睿影 Z10」(5999元)も発表した。1インチセンサーと24〜240mm相当の10倍光学ズームレンズを備え、Mate 90 Pro Max 典蔵版やMate 90 RS ULTIMATE DESIGNに装着して撮影機能を拡張できる。
通信面では、同社が「5A」と謳う高速通信や、Wi-Fiとセルラーのアンテナを統合した構造を採用した。最大4台の端末が互いの通信を補い合って通信速度を高める機能や、画像も送れる「北斗衛星メッセージ」(中国本土のみ)にも対応する。Pro Maxは物理SIMとeSIMを組み合わせて最大4回線を登録でき、うち3回線の同時待ち受けが可能だ。
バッテリー容量は、Mate 90 Proが6600mAh、Mate 90 Pro Maxが6800mAh。いずれも最大100Wの有線充電と、最大50Wのワイヤレス充電に対応する。
カラーバリエーションは、Mate 90 Proはフローレンス、アンバーオレンジ、クリスタルホワイト、オブシディアンブラックの4色。Mate 90 Pro Maxはエメラルドグリーン、ローズゴールド、クリスタルホワイト、オブシディアンブラックの4色。Mate 90 RS ULTIMATE DESIGNは深紅、純白、漆黒の3色。
中国での直販価格は、Mate 90 Proが6999元(約14万円)から、Mate 90 Pro Maxが9499元(約19万円)からとなっている。
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