NTTドコモと北海道上ノ国町は、11月30日まで電気柵の安定運用を支援するシステムを活用した共同実証実験を行う。
野生動物による農作物被害や人身被害が全国的な社会問題となっている中、動物が柵に接触した際に警戒行動を促す電気柵が活用されている。一方、電気柵の運用には安定した電圧を維持するための継続的な点検と管理が必要となる。
この課題に対し、NTTドコモは既設の電気柵にポール型の装置を後付けして電気柵の状態を遠隔でモニタリングと制御が可能となるシステムを開発。電気柵の各区間の電圧を常に遠隔監視し、電圧の低下を検知した場合にはリレー装置を作動させ、故障した区間に電気が流れるのを遮断する。これにより、正常に動作している他の区間は必要な電圧を保ったまま運用を続けられ、電気柵全体の機能が停止することを防ぐという。
本実証では、上ノ国町内の住宅に隣接する山林エリアへ本システムを導入。電気柵の漏電箇所の検知精度、漏電や電圧低下区間を切り離した後も他の区間の機能が維持できるかを確認する。また、電気柵を安定して維持するための本システムの効果的な運用方法、電気柵の故障箇所を特定するための見回り作業/管理などの人的稼働の削減効果、心理的負担軽減への影響についても検証する予定だ。
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