LINE内機能とのデータ連携に関して山本氏は、「LINE内のカレンダー機能と単独アプリの予定データについては、同じデータを参照している」と明らかにした。他社カレンダーアプリに対する差別化要因については「従来のアプリでは予定の調整と登録・管理が分断されていた。LINEでの予定調整のトークと一気通貫で予定を管理できる点が最大のポイントだ」と自信を見せた。
なお、アプリ内の広告掲載については「まずは成長フェーズとしてユーザー獲得と成長に注力する」とし、当面は無広告で提供する方針を示した。
同社は今後のロードマップとして、10月にQRコードなどで簡単に予定を共有できる「予定転送機能」、11月に予定スタンプの「検索・履歴機能」、12月にAIが画像から日時や予定内容を自動で読み取り登録をサポートする新機能の提供を計画している。
1月以降にはデイビュー、ウィークビュー、リストビューといった表示切り替えや、地図・場所との連携も導入する予定だ。あわせて、9月にLINE内カレンダーで先行リリースしたAI日程調整機能(候補日提案や「○・△・×」回答提案)との連携も強化していく。
AI機能のアップデートに期待ができる一方で、利用者の情報の取り扱いについては懸念事項といえる。AIが勝手に利用者の個人情報を読み取ってしまう……ということを心配する人もいるだろう。これに対し、山本氏は「AI解析機能は現在開発中であり、プライバシー保護について十分に検討を進めている」と説明し、ユーザーが安心して利用できるようプライバシー保護の仕様やガバナンスについて十分に検討を進めていると語った。
ここ最近増えている、不正アクセスや情報漏えい事案を踏まえたセキュリティ体制について、「外部ベンダーではなく弊社で100%開発を進めている」と明かし、完全自社開発による安全性の担保をアピールした。
トーク画面の中で生じた予定をスムーズに登録するコミュニケーション機能と、高度なスケジュール管理に対応する単独アプリを一体化させることで、同社は日常のコミュニケーションと予定管理が融合した新たなライフプラットフォーム体験の定着を目指している。
山本氏は「SNSの声なども真摯(しんし)に受け止め、使いづらい点を改善してできる限り早く提供できるよう取り組んでいく」と締めくくり、ユーザーの声に寄り添った今後のサービス開発へ意欲を示した。
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