ITmedia NEWS > 速報 >

世界PCプロセッサ市場、落ち込みは減速――IDC調査Atom出荷減少

» 2009年05月13日 11時58分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米IDCは5月12日、2009年第1四半期(1〜3月)の世界のPC用マイクロプロセッサ市場について調査報告をまとめた。同期のPCプロセッサ出荷は前年同期に比べ13%減少。前期比では10.9%減で、2008年の第3四半期から第4四半期の17%減よりも減少幅が縮小していることから、IDCは市場の落ち込みは減速しているとみている。

 売上高は前年同期比25.1%減、前期比11%減だった。

 IntelのNetbook向けプロセッサ「Atom」の出荷は前期比で33%減少した。前期はNetbookメーカーが新年に向けてAtomの在庫を大量に確保したためとIDCはみている。IDCは、AtomはIntelのモバイルPC向けプロセッサ出荷数量の21%、売上高の6.5%を占めていると見積もっている。

 出荷数量で、Intelがシェアを4.7ポイント落として77.3%、AMDはシェアを4.6ポイント伸ばして22.3%とした。

 IDCは、第2四半期も市場は落ち込む傾向にあると予測している。

関連キーワード

IDC | Atom | Intel | 半導体 | AMD | Netbook | 不況 | 半導体市場 | モバイルPC


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.