米テキサス州東部地区連邦地裁は8月12日、米Microsoftに対し、「Microsoft Word」の販売差し止め命令を含む判決を下した。Microsoftはカナダのi4iから、XMLによるドキュメント整形技術に関する特許(米特許番号5,787,449)を侵害したとして提訴されていた。
同地裁のレオナルド・デイビス判事はMicrosoftに対し、i4iへの総額2億9000万ドル以上の支払いとカスタムXMLを含む「.XML」「.DOCX」「.DOCM」などのXMLファイルを開くことができるMicrosoft Word関連製品の販売および輸入を禁じる命令を下した。Microsoftは60日以内に命令に従う必要がある。
i4iは1993年創業のソフトウェアベンダーで、標準ベースのコンテンツ技術を提供している。製品はXMLを使ったドキュメント作成や配布に関するものが中心で、Microsoft Word上で利用するオーサリングツール「x4o」などを販売している。
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