米Googleは9月23日、表示しているWebサイトの評価を共有できるサイドバー式サービス「Sidewiki」をリリースした。Internet Explorer 6以降とFirefox 2以降に対応する最新版Googleツールバーのオプションとして機能する。Sidewiki機能を含むGoogleツールバーはGoogleのサイトからダウンロードできる。
Sidewikiを有効にすると、ブラウザの左側にサイドバーが追加され、既に評価コメントが記入されているページではふきだしのアイコンが表示される。このアイコンをクリックすると、コメントを読むことができる。
Googleアカウントでログインすれば、表示しているサイトに対する評価を書き込むこともできる。例えばニュース記事の一部についてコメントしたい場合は、その部分を選択してコメントを書くと、そのコメントを表示した際、選択した部分がハイライト表示される。コメントはTwitterやFacebookに転送することも可能。
Googleはこのサービスのために独自のアルゴリズムを開発し、関連性が強く、有用で高品質なコメントほどSidewikiの上位に表示するようにしたという。各コメントに対するユーザーの評価も表示順位に反映される。また、ページの部分的なテキストに対するコメントは、同じテキストを含む別のページのSidewikiにも表示される。例えばバラク・オバマ大統領の演説の一部についてのコメントであれば、引用した部分を含むほかのブログやニュースサイトなどのSidewikiにも表示されるということだ。
現在対応するブラウザはIEとFirefoxのみだが、Google Chromeなどほかのブラウザでも機能するようにする予定。また、Sidewikiのコンテンツを利用するためのAPIをGoogle codeのページで公開した。
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