米Googleは9月29日、リアルタイムコラボレーションプラットフォーム「Google Wave」を30日から10万人以上にプレビュー公開すると発表した。公開は招待制で、対象となるのは6月からの開発者向けプレビューに参加している開発者、wave.google.comに事前登録したユーザー、一部のGoogle Appsユーザー。
Google Waveは複数のユーザーで共有することに意味があるため、Googleは初期に招待するユーザーに対し、同僚や友人をWaveプレビューに“ノミネート”するよう求めるという。
Google Waveはオンライン上の「wave」と呼ばれる共有スペースでドキュメントを編集したり、写真を公開したり、チャットしたりするリアルタイムのサービス。5月末に発表され、これまで一部の開発者に公開されていた。
今回より広範に公開されるプレビュー版はまだ安定しておらず、ダウンしたりクラッシュする可能性がある。また主要な機能の幾つかはまだ使えない。例えば、waveの参加者の削除、「ドラフトモード」、参加者の承認設定などが機能しない。こうした機能は向こう数カ月のうちに有効にするとしている。
前回のプレビューから参加している開発者が既に幾つかのウィジェットを作成しており、Google Waveのサイトで公開している。ユーザーはこれらのウィジェットを使うこともできる。またSAPやSalesforce.comがビジネスツールのプロトタイプを発表している。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR