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Wi-Fi Alliance、デバイス同士を直接接続する仕様「Wi-Fi Direct」発表アクセスポイント不要

» 2009年10月15日 08時06分 公開
[ITmedia]

 無線LAN推進団体のWi-Fi Allianceは10月14日、デバイス同士を無線で接続する技術「Wi-Fi Direct」(コードネーム:Wi-Fi peer-to-peer)の仕様がほぼ完成したと発表した。2010年半ばに対応デバイスの認証を開始する。

 Wi-Fi DirectはIEEE 802.11a/b/g/nをサポートする携帯電話やプリンタ、カメラ、PC、キーボード、ヘッドフォンなどのさまざまなデバイスに実装できる。同仕様に対応したデバイスは、アクセスポイントのない場所でも利用可能で、Bluetoothのようなペアリングなしに互いを認識して接続できるほか、既存のWi-Fiデバイスとも接続できる。ビジネス利用向けの管理機能を備え、セキュリティ方式のWPA2を採用している。対応デバイスは一般のWi-Fi周波数とデータレートをサポートするので、家全体、オフィス全体での接続が可能という。

 同日、Wi-Fi Alliance加入企業の米Marvellや米Ozmo Devicesが対応ソリューションの提供を発表した。

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