KDDIは1月28日、デザインブランド「iida」(イーダ)の新モデルとして、「G9」を手掛けたデザイナー・岩崎一郎さんがデザインしたベーシック機「lotta」(ロッタ)を発表した。口ロロ(クチロロ)など人気アーティストが参加するPC向けキャンペーンも展開。iidaブランドを育てていく。
lottaはiidaブランドの端末第8弾。コンパクトで持ちやすく、楽しく操作できる端末に仕上げたという。ホワイト、イエロー、グリーンの3色をラインアップした。
台形がかったシルエットと、マットな素材とツヤのある素材の組み合わせ、シンプルでスタイリッシュな操作画面などが特徴。ディスプレイは2.8インチ、カメラは有効197万画素、ワンセグ非搭載などスペック面では控え目だが、約100(高さ)×49(幅)×14.6(厚さ)ミリ、約108グラムと小型軽量だ。
周辺機器「LIFESTYLE PRODUCTS」として、革製品ブランド「POSTALCO」によるネックストラップ&クリーナー(8980円、限定100個)と、デザイナーの織咲誠さんが手掛けた、ブロックのようなデザインのストラップ「8071 STRAP」(1920円)も、iidaサイト限定で発売する。
iidaは従来からPCサイトを使ったマーケティングに力を入れており、専用サイトで端末の紹介や周辺機器の販売などを行ってきた。
新たに、iidaの世界観に共感するアーティストのオリジナル動画を公開する「iida broadcast」を2月8日にスタート。第1弾として、口ロロとCHEMISTRYの動画を公開する。
ユーザーが入力したテキストと楽曲を組み合わせてオリジナル曲を作れる「iida calling」の第3弾も2月19日から展開。口ロロが制作した音源を組み合わせて楽曲を作成し、着うたとしてダウンロードしたり、Twitter経由で共有できる。
iidaは昨年4月、端末や周辺機器、ネットサービスなどを含めた「ライフスタイルをデザインするブランド」としてスタート。社外のデザイナーとコラボレーションした製品を投入。元気がないau再生の起爆剤として期待をかけてきた。
「iidaでauのブランドイメージは向上している。(iida端末が爆発的に売れるなど)販売力に直接貢献しているわけではないが、auのイメージ向上が販売力向上につながっている。ブランド力はINFOBARに匹敵するぐらい」と、同社の高橋誠コンシューマ商品統括本部長はiidaの成果を強調する。
国内外の大学生から携帯電話の周辺機器のデザインを募集する「iida AWARD 2010」も展開。32大学から117作品の応募があり、運命の赤い糸をイメージしたストラップなど3作品が受賞した。3作品は今後、商品化する計画だ。
「元気がないau」、iidaブランドで再生へ
auが100万円ケータイ 芸術家とコラボした「iida」モデルで
鍵盤や弦もケータイに au「iida」コンセプトモデル
“学割のau”をもう一度 「ガンガン学割」月額基本料390円から、家族も対象
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