写真で解説する「G9」(1/2 ページ)

» 2009年04月07日 21時55分 公開
[田中聡,ITmedia]

 auケータイの新ブランド「iida」の第1弾モデルとして登場するのが、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「G9」だ。ボディにステンレスフレームを採用し、本体カラーごとに異なる上質感を演出。auのトレンド機能もほぼサポートしており、デザインと機能を両立させた。発売は4月17日前後の予定。

なめらかな金属で上質感を表現――iida第1弾端末「G9」

photophoto ソニー・エリクソン製のスライド端末「G9」。本体カラーは左からmirror+pink、black+green、titanium+silver

 G9のデザインは、KDDIがかつてau design projectのコンセプトモデルとして発表した「GRAPPA」がベースとなっており(2004年7月の記事参照)、G9の製品名には「GRAPPAの2009年版」という意味が込められている。デザインはプロダクトデザイナーの岩崎一郎氏が担当。同氏はかつて「A1403K」と「A5405SA」のデザインを手がけたことでも知られる。

photo プロダクトデザイナーの岩崎一郎氏
photophotophoto 本体表面と裏面。ディスプレイはフルワイドVGA(480×854ピクセル)の3インチTFT液晶を搭載。裏面にはカメラとフォトライト、赤外線ポート、スピーカー、FeliCaチップがある
photophoto 本体を閉じた状態の左側面(写真=左)と右側面(写真=右)
photophotophoto 右側面にカメラキー(写真=左)、左側面にロックキー(写真=中)とマルチキー(写真=右)がある
photophoto 本体の上端に「au by KDDI」のロゴとワンセグ用のホイップアンテナ(写真=左)、下端にストラップホールがある(写真=右)

 ボディの外周には、チタン化合物を薄膜コーティングしたステンレスフレームをあしらい、本体色によってステンレスフレームのカラーと質感が異なるのが特徴だ。このほか、発話/終話/クリアキーと側面のLOCKキー、待受時計の色も本体カラーによって異なる。

photophotophoto カラーごとに異なる色のチタンフレーム。mirror+pinkはミラー仕上げで(写真=左)、black+greenのフレームには光沢を入れた(写真=中)。titanium+silverはマットに仕上げた(写真=右)。mirror+pinkとblack+greenはやや指紋が付きやすい
photo 左側面のLOCKキーの色も本体カラーによって異なり、デザイン上のアクセントになっている。このLOCKキーを長押しすると、閉じた状態の誤操作を防止でき、本体を開くとロックが一時解除される

 キーは滑らかな手触りを追求したアルミ製で、押しやすいよう傾斜をつけた「スラントキー」を採用した。また、十字キーがソフトキーと同様に、上下左右のすべてのキーが独立したタイプになっている。十字キーがソフトキーやクリアキーと隣接しているため、下キーを押すつもりがクリアキーを押してしまうなど、操作には少し慣れが必要だと感じた。とはいえ、キー自体は傾斜がかかっていて押しやすいので、慣れれば問題なさそうだ。なお、G9はタッチパネルは搭載しない。

photophoto 各キーに傾斜をつけたスラントキーを搭載
photophoto G9は上下左右が独立した十字キーを採用しており、十字キーと決定キー、ソフトキー、発話/終話/クリアキーの計12個のキーがすべて同じサイズに統一されている。なお、各キーに割り当てられている機能はS001と同じ。右の写真はW61Sと比較したもの
photophoto ディスプレイの裏側は完全にフラットな形状ではないが、ソニー・エリクソン製のスライド端末では伝統の“レールのない裏面”も健在。ここも密かにこだわった部分だという(写真=左)。ボディ右下には「G9」の文字がある(写真=右)
photophoto バッテリーの型番は「65SOUAA」。バッテリー容量は770mAh。G9のバッテリーは、正方形に近いW61SとS001とは形状が異なり、縦に長い(写真=左)。microSDスロットはS001と同じくバッテリーカバー内部にあり、上段にmicroSD、下段にau ICカードを入れる。microSDはバッテリーを外さないと着脱できない。なお、microSDHCは利用できない。内蔵データフォルダは約70Mバイト(写真=右)
photo オートフォーカス対応の319万画素CMOSカメラを搭載。
photophoto ディスプレイ部の先端にはスリット(細長い隙間)を入れた。説明員によると、この部分にはアンテナを搭載したわけではなく、デザイン上の措置だという。ディスプレイ部先端にある着信ランプはこの隙間を照らすように点灯し、「間接照明のように見せることをねらった」(説明員)という。着信ランプは7色から選べる

G9の着信ランプは間接照明のように点灯する

(ムービーはこちらからでも参照できます)

本体の上端から着信ランプを直接見たところ

(ムービーはこちらからでも参照できます)

photophoto ソフトバンクの「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」と比較。閉じた状態はほぼ同じサイズだが、開くと931SHの方が長い
photophoto 同じくソニー・エリクソン製の「Cyber-shotケータイ W61S」と比較。G9の方が隙間なくディスプレイやキーが配されている
photophoto 厚さはW61Sの約23(最厚部24)ミリに対してG9は17.4(最厚部18.1)ミリと薄い
photo 2009年春モデルから卓上ホルダを同梱しないau端末が増えたが、G9の卓上ホルダは同梱される。こちらのデザインも岩崎氏が担当した。ちなみに、卓上ホルダの型番は「SOX01PUA」となっている
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