OpenOffice.org Communityは2月11日、オープンソースのオフィススイート「OpenOffice.org 3.2」の正式版をリリースした。同コミュニティーをサポートしていた米Sun Microsystemsの米Oracleによる買収完了後、初のリリースとなる。Windows、Linux、Solaris、Macの対応版を、ダウンロードページから入手できる。
新バージョンでは、起動時間が短縮され、対応する文書フォーマットが拡大された。新たに対応したフォーマットは、「Open Document Format(ODF) 1.2」、パスワードで保護されたMicrosoft Office XMLファイルなど。そのほか、表計算ソフト「Calc」に多数の機能を追加し、スイートで使えるグラフ機能「Chart」モジュールのユーザーインタフェースを改良し、新しいタイプのグラフを追加した。
なお、OpenOffice.org 2のサポートは2009年12月で終了しているため、OpenOffice.org Communityは同バージョンを使っているユーザーに対し、新バージョンへのアップデートを呼び掛けている。
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