ルクセンブルクのSkypeは10月14日(現地時間)、Windows版の「Skype 5.0」をリリースしたと発表した。米Facebookとの提携により、Facebookの連絡先の統合、Skypeの画面からのFacebookのフィード閲覧や投稿が可能になった。
ユーザーインタフェースも新しくなり、連絡先や利用履歴をまとめた「Skype Home」というメイン画面が新設された。
Skype Homeの「Facebook」タブで「See News Feed in Skype」をクリックすると、OAuth経由でFacebookと接続するための画面が表示される。接続を許可すると、FacebookタブにFacebookの連絡先一覧の「Facebook Phonebook」と、Facebookでのニュースフィードを閲覧できる「Facebook News Feed」が表示される(2つの機能は左上のトグルボタンで表示を切り替える)。PhonebookからはFacebookの友達に直接電話をかけることができる。友達もSkypeユーザーであれば、Skypeでの電話も可能だ。News Feedでは、フィードにコメントを付けたり、「Like」をクリックしたり、各フィードの下に表示されているボタンから、投稿者にSMSを送ったり電話をかけることができる。
このほか、まだβ版ではあるがグループビデオチャットが可能になり、オフラインのインスタントメッセージング機能が追加された。
米GoogleがGmailに音声通話機能を追加したり、米Ciscoが家庭向けビデオ会議システムを発表するなど、IP電話・ビデオ会議をめぐる競争が激しくなっている。株式公開をひかえたSkypeは、Facebookとの提携で約5億人にリーチし、ユーザーベースの拡大を狙う。
一方、Facebookは公式ブログで「われわれはSkypeをはじめとする複数の企業とともに、ユーザーがいつでも友達とつながれる方法を開発している」と語っている。
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