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リモートアクセス「LogMeIn」が日本展開を本格化 200万ユーザー目指す

» 2012年02月03日 13時10分 公開
[本宮学,ITmedia]
photo サイモンCEO

 リモートアクセスサービス「LogMeIn」を展開する米LogMeInは2月2日、マイケル・サイモン社長 兼 CEOの来日に合わせて都内で記者会見を開催。同サービスの日本向け展開について説明した。

 LogMeInは、専用ソフトをインストールしたPCやMac同士でリモート操作を可能にするサービス。HD画質でデスクトップ画面のストリーミングができるほか、接続したPC/Mac間でドラッグ&ドロップ操作でファイルを移行したりできる。

 また、1月25日にはiPhone/iPad向けアプリ「LogMeIn for iOS」をリリース。ソフトを導入したPC/Macを、iOS端末からもリモート操作できるようにした。サイモンCEOによれば「2月1日の時点で(日本の)AppStoreの仕事効率化ツールのカテゴリでダウンロード数1位」になり、「提供開始後すぐに日本で最も人気のあるアプリの1つになった」という。

 同社はこのほか、リモートデスクトップを使ったユーザーサポートサービス「LogMeIn Rescure」を法人向けに提供している。同サービスは、PC、Mac、スマートフォン、タブレット端末のリモート制御およびリモート診断ができるというもの。米国では既にMicrosoftやTrend Micro、General Electricをはじめ「何千〜何万もの企業がLogMeIn Rescueを使って顧客サポートを行って」おり、こうしたサポート製品の売り上げが同社の売り上げ全体の約55%を占めているという。

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photo 宮下代表取締役

 同社の日本法人である日本ログミーインの宮下繚 代表取締役は「日本は米国と比べて新しいサービスが普及するまでに3〜5年の遅れがある」とし、国内市場向けサービスに注力していく姿勢を見せた。具体的には、エレクトロニクス産業や保険、金融、医療などの大手企業に向けてLogMeIn Rescureを強く訴求していくほか、個人ユーザー向けにも「今後2〜3年でLogMeInの100〜200万ダウンロードを目指す」としている。

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